NHKニュースウォッチ9で、徳島県の桃畑が「クビアカツヤカミキリ」にやられている様子をレポートしていた。廃業に追い込まれた桃農家もあるという。
(左 ゴマダラカミキリ こいつも害虫だがまあかわいい方だ
右 食害のようす 幹の中を食い荒らし、カスが根元に堆積する)
幸い現時点では山梨県での発見報告はない。また、長野、静岡、神奈川でも目撃例はないようだ。
成虫は越冬しないので、山を越えるのが大変なのであろう。
しかし、いったん侵入を許すと撲滅は困難と思われる。なにせ在来種ですら、これといった撲滅策はないのだ。園芸の本なんかによると「成虫を見たらふみつぶす」、「幹にテッポウムシ(幼虫)の穴を見つけたらミソを塗り込んだりして塞ぐ」位だ。つまり、早期発見と地道な退治に尽きる、ということである。
そこで山梨県の桃を守るための防衛線を検討してみた。
① 敵は山梨県東側方面の3都県からそれぞれ2ルートに分岐して侵入するものと予想する。
群馬県から 国道18号、254号を西進するルート
埼玉県から 国道299号、140号を西進するルート
東京都から 国道411号、20号を西進するルート
当面はこれ以外のルート(例えば138号、139号など)は警戒態勢にとどめる。
② 各ルートに防御責任自治体を指定する。当該自治体の住民はクビアカツヤカミキリと思わしき生命
体を見つけたら、ただちに踏みつぶし、自治体に目撃情報を報告する。
③ 群馬県ルートについては、まず長野県(佐久市)の「碓氷峠・十石峠防衛線」に頑張ってもらう。
この線を突破された場合は、我が北杜市の「清里防衛線」で断固阻止、清里高原大橋・川俣川を渡ら
せない。
清里防衛線の連絡拠点は「森の公園」に置き、司令官は「武田菱丸」に依頼する(北杜市にゆるキャ
ラがいないため)。
④ 敵主力と思われる埼玉ルートについては、甲州市による「雁坂トンネル・柳沢峠防衛線」で阻止す
る。連絡拠点は2地点へのアクセスを考慮して恵林寺に置く。司令官はモモンちゃん。
なお、モモンちゃんは、「山梨県の桃を守ろう運動」のメインゆるキャラを兼務する。
(左 モモンちゃん 一人おいて 右 タバスキー)
また、丹波山村の皆さんは人数が少ないので大変であるが、タバスキー以下一丸となって、敵の
139号迂回(丹波山→大月)を防止する。
⑤ 東京ルートは小仏峠(東京都、神奈川県)を突破された際の最終防衛線を大月市が担当し、笹子ト
ンネル侵入を断固阻止する。 司令官は市民感情を考えるとアレだが、上野原のたまじまるかなあ。
拠点は雰囲気優先で岩殿山。
敵はこの7月、8月が産卵期。何が何でも山梨県への侵入を防ぎたいものだ。
北杜市HPでは今のところ注意喚起はされていないが、赤い首輪の虫を見たら踏みつぶした上で
すぐに市役所にご一報を。