大害虫クビアカツヤカミキリから桃を守れ | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 NHKニュースウォッチ9で、徳島県の桃畑が「クビアカツヤカミキリ」にやられている様子をレポートしていた。廃業に追い込まれた桃農家もあるという。

 

(クビアカツヤカミキリ 原産地は東南アジア)
 
 我が国では2012年に愛知県で初めて発見され、天敵が少ないこともあってその後、
2013年 埼玉県(草加市、所沢市)
2015年 群馬県(前橋市、館林市、みどり市)
      東京都(あきる野市、福生市)、 大阪府、 徳島県
2016年 栃木県(佐野市、足利市) と、主として関東平野で勢力を広げている。
 
 日本にはもともとゴマダラカミキリ以下800種のカミキリムシが全国に生息しているが、クビアカツヤカミキリの寄生対象はバラ科、特にモモ、サクラ、ウメが好きだというのでタチが悪い。

(左 ゴマダラカミキリ こいつも害虫だがまあかわいい方だ 

 右 食害のようす 幹の中を食い荒らし、カスが根元に堆積する)

 

 幸い現時点では山梨県での発見報告はない。また、長野、静岡、神奈川でも目撃例はないようだ。

成虫は越冬しないので、山を越えるのが大変なのであろう。

 

 しかし、いったん侵入を許すと撲滅は困難と思われる。なにせ在来種ですら、これといった撲滅策はないのだ。園芸の本なんかによると「成虫を見たらふみつぶす」、「幹にテッポウムシ(幼虫)の穴を見つけたらミソを塗り込んだりして塞ぐ」位だ。つまり、早期発見と地道な退治に尽きる、ということである。

 

 そこで山梨県の桃を守るための防衛線を検討してみた。

① 敵は山梨県東側方面の3都県からそれぞれ2ルートに分岐して侵入するものと予想する。

  群馬県から 国道18号、254号を西進するルート

  埼玉県から 国道299号、140号を西進するルート

  東京都から 国道411号、20号を西進するルート

  当面はこれ以外のルート(例えば138号、139号など)は警戒態勢にとどめる。

 

② 各ルートに防御責任自治体を指定する。当該自治体の住民はクビアカツヤカミキリと思わしき生命
 体を見つけたら、ただちに踏みつぶし、自治体に目撃情報を報告する。

 

③ 群馬県ルートについては、まず長野県(佐久市)の「碓氷峠・十石峠防衛線」に頑張ってもらう。

  この線を突破された場合は、我が北杜市の「清里防衛線」で断固阻止、清里高原大橋・川俣川を渡ら
 せない。

  清里防衛線の連絡拠点は「森の公園」に置き、司令官は「武田菱丸」に依頼する(北杜市にゆるキャ
 ラがいないため)。

 

④ 敵主力と思われる埼玉ルートについては、甲州市による「雁坂トンネル・柳沢峠防衛線」で阻止す
 る。連絡拠点は2地点へのアクセスを考慮して恵林寺に置く。司令官はモモンちゃん。

  なお、モモンちゃんは、「山梨県の桃を守ろう運動」のメインゆるキャラを兼務する。

(左 モモンちゃん 一人おいて 右 タバスキー)

 また、丹波山村の皆さんは人数が少ないので大変であるが、タバスキー以下一丸となって、敵の

139号迂回(丹波山→大月)を防止する。

 

⑤ 東京ルートは小仏峠(東京都、神奈川県)を突破された際の最終防衛線を大月市が担当し、笹子ト
 ンネル侵入を断固阻止する。 司令官は市民感情を考えるとアレだが、上野原のたまじまるかなあ。

 拠点は雰囲気優先で岩殿山。

 

 敵はこの7月、8月が産卵期。何が何でも山梨県への侵入を防ぎたいものだ。

 

 北杜市HPでは今のところ注意喚起はされていないが、赤い首輪の虫を見たら踏みつぶした上で

すぐに市役所にご一報を。

 
 

 

       

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