憧れのジビエ料理「仙人小屋」へ② | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(おいでませ仙人小屋)

 

 11:15、仙人小屋に着くと、すでに駐車場はいっぱいであった。都内のほか、横浜ナンバー、浜松ナンバーなどあちこちから集結している。その意気やよし、皆さん食い意地が張ってらっしゃる。

 

(全国からジビエ好きが集結)

 
 仙人小屋ライフは、まずは入口のところの品書きで食い物を選ぶところから始まる。
 
(これは目移りします 「ニジマスノドチンコ1,000円」?)
 
 まずは鹿焼肉定食(3,000円!)、いろいろ天そば(1,500円)、熊の骨スープ(700円)を注文、
さらに、そらのお土産に「猪の顔面燻製」も頼んだのだが、味付けがしてあるので犬には食べさせない方がいい、とのこと。 哀れなそらは、あえなくお土産なし、となった。
 
 注文が終わると、セルフサービスでずらっと並んだお茶を選ぶ。
 麦茶、緑茶、せんぶり茶、ニッキ茶、カラマツ茶と揃っている。カラマツ茶というのは初めて味わったが、ハーブ茶のような香りで旨い(残念ながらこれは売っていない)。
 
 店内を見渡すと、お茶類や乾燥キノコのほか、「熊の骨のオブジェ」とか「猟銃の薬莢」なんていうものも売っている。
 中でも目をひくのが「大熊の毛皮40万円」だ。現金のみ、カード不可の店でこれだけ持ち合わせているお客さんはそうそういないだろう。過去売れたことがあるのか聞きたかったのだが、おかあさんが忙しそうで聞きそびれてしまった。
 これらの品々にまじって、「お持ち帰り用のパック容器(スーパーで揚げ物なんかをいれてるやつ)」も売っているのが奇異である。
 
(値札がちょっと切れてしまったが、金40万円なり 写真の熊は小熊)
 
 そうこうするうちに、次々に食い物が出てきた。
 まずは熊の骨スープ。豚骨以上の濃厚さで、臭みもすごい。量が多い(350ccはある)ので、これだけで腹が足りてしまった。これは4人のメンバーで回し飲みする位がちょうどよくて、おひとりさま、あるいは二人連れの際は頼まない方がいいと思う。
 
(浮いているものはクルトン)
 
(鹿焼肉定食 キノコ汁(赤だし)付き 鹿肉を1枚そらのお土産にした)
 
(いろいろ天そば 野菜天ぷらの量が凄まじい)
 
 とにかく、量が多い。
 お隣のご夫婦は熊鍋定食、鹿すき焼き定食、いろいろ天ざるを頼んでいたが、天ぷらはほとんど手付かずであった。
 遠路はるばる食いに来て、ついあれもこれも頼むお客さんが多いので持ち帰り用パックを用意しているのだろうが、有料というのはちょっとアコギに思える。店だってなるべく持ち帰ってもらった方がゴミの量を
減らせて助かるはずだ。
 清里のレストラン&ペンション「Old Age」のように(ここのコースはお奨めです)、支配人自ら「保健所に怒られるけどね~」と持ち帰り用パックを各テーブルに配ってくれる良心的な店もあるのだ(支配人は私たちの食いっぷりを一瞥して「ふふふ、お客さんはいらないね~」とぬかしたが)。
 
 また、味付けは万事濃いめの若者向きの味である。こに限らず大泉は全般に味が濃い。
 
 年配の方であれば鹿肉丼か熊肉丼を半分コして、あとはさっぱりざるそば(これも半分コ)位にした方がいいかもしれません。
 また、11時台は気合の入った全国ジビエフリークが門前市をなすので、1クール終わったあたり、つまり12時過ぎに足を運ばれるのがよいと思う。祝日谷間の平日のせいもあるかもしれないが、12時を回るとすでに空席も目立ち始めていた。
 
 次回の仙人小屋ライフ、鹿カレーと「ニジマスノドチンコ」(一体なんなんだ?)にトライしてみたい。