(春まじか 「鉢の木」の桜餅)
今朝は近所の税理士事務所に寄ってから区役所で戸籍謄本をもらうことにした。
おそらく11:30前後にすべて終了するので、阿佐ヶ谷「稲毛屋」でうな重食うのをマイご褒美とすることにした。
約束の時間(09:00)よりだいぶ早いが8:40に「小野寺誠税理士事務所」に到着、先生はイヤな顔もせず中に招き入れてくれた。いかにも有能で優しそうな先生、私は気に入ってしまった。
(小野寺先生 北海道出身58歳)
2018年1月現在我が国には77,094名の税理士先生がいらっしゃる。
寺の数77,254(2014)と比べると少ないように思えるし、コンビニ(56,227)やガソリンスタンド
(31,467)と比べると随分過当競争のようにも思えるが、税務署も課税強化に力を入れている昨今、
不況業種ということはないだろう。
我がセンセイもトップ100にランクインするやり手、ということはないだろうが、トップ1万には間違いなく入る俊才とみた。老人率の高い杉並というのも好立地でしょう。
およそ1時間ほど打ち合わせをしたが、ちょうど確定申告の時期なのでひっきりなしに電話がかかってきてセンセイもてんやわんやである(「てんやわんや」とは「てんでんばらばら」の「てん」と「もう、ワヤやがな」の「わや」が結合した造語らしい。獅子てんや、瀬戸わんやから来ているというのは誤り)。
先生の話を総合すると、
・ 現住不動産などは配偶者(=老母)が相続する場合は相続税なし、というのもあるが、この優遇措
置をあまり使いすぎると二次相続(老母の死)で苦しむことになるので、それも考慮した遺産配分ポー
トフォリオが重要。
・ 税務署は過去10年ほどのカネの流れを把握してくるので、その間の亡父、配偶者、息子(私だ)のカ
ネの流れを提示してもらうことになる。税理士は税務署ではないが、税務調査が入った際に齟齬が見
つかると相続全体の信用性が大きく損なわれる。
・ 不動産関係は現状把握、相続後の登記含めて司法書士に早くから協力してもらった方がよい。税理
士報酬より安いしね。
・ 次回までに亡父名義の預金がどの位あるか把握してもらいたい。なお、過去分の通帳記帳をきちん
とすますこと。それによって当事者間のカネのやりとりも掴める。
ということで、次回は確定申告作業終了後の3月17日、とした。
報酬を訊ねると、「まあ私も近隣の相場は調べてますから」ということである(かっこ内は「税理士ドットコム」に掲載されている「相場」 いずれも税別)。
相続財産 ~4千万円 30万円 (20~40万円)
~7千万円 67万円 (30~50万円)
~1億円 105万円 (50~70万円)
~2億円 123万円 (70~120万円)
※相続人が1人増えるごとに10%増し