小淵沢のカレー屋「サーカス」でキーマを食う | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 愛犬そらのボール遊びとキーマカレーを食うために「犬パークフィオーレ小淵沢(別名花パークフィオーレ小淵沢)」に行った。この1か月で4回目の訪問である。

 普段はほぼ貸切り状態のフィオーレだが、今日は様子が違う。正面玄関に多摩ナンバーの観光バスが6台ほど停まっているではないか。しかも、

「本日『オステリアフェリーチェ』は団体貸し切りのため終日ご利用いただけません」との貼り紙が掲示されている。

 

 なんだよ~、わざわざ来たのに。こういうことは事前にちゃんと周知しなきゃダメでしょうが(帰宅後HP

を見たら載ってました)。

 園内をうろつきまくる都内の中学生たちをしり目に、すっかりやさぐれた私は愛犬のボール遊びにもイマイチ気合が入らない。

(八ヶ岳のばかやろ~)

 

 15分ほどボール遊びをしてそらがゼイゼイしてきたのを機に、園を去った。目指すはどこでもいいからカレー屋である。

(ネモフィラに囲まれて休憩中 楽しい時間は一瞬だね)

 

 小淵沢には、

 タラマウンテンスパイス(記事は → ここ

 ティフィン・デ・ココ(記事は→ ココ

があるが、どうせなら行ったことがないとこにしてみよう、ハズれでもフィオーレのカレーと大差ないはず、

ということでググってみて「サーカス」というカレー屋にした。場所は県立馬術競技場の近く、タラマウンテンスパイスのちょっと手前といった辺りである。

 

 電話で確認すると今日は営業中、リシュン(梨俊)という蕎麦屋の隣です、というので梨俊目指して行ったのだが、カレー屋がない。

 これは蕎麦屋の名前を聞き間違えたかも、いやこの店かもしれないと蕎麦屋の向かいのタイレストランに突入した。この時点で「サーカス」という店名はきれいさっぱり失念しているから始末が悪い。

 「あの~、15分ほど前に私からこちらに予約の電話ありませんでしたか?」

 「は?あなたから?・・・ちょっと待ってください(アルツか?)・・・予約の電話はなかったようです」

 「この辺にタラマウンテンスパイスじゃないカレー屋さんありませんか?」

 「なんという名前ですか?」

 「ゆるふわです。」

 「いえ、店の名前ですが」

 「忘れました~」

 店員さんは認知症の徘徊老人を扱いかねて奥に引っ込んだ。やがて別の店員が登場、

 「サーカス、でしょうか」

 「あ~そんな感じです。すみません、どこですか」

 「そこの蕎麦屋(本日閉店)の隣ですよ。どっち側だっけ」

と言うなりわざわざ案内してくれて、「あ~こっち、こっちです~」と親切ながらも妙な応対をしてくれた。

 

 そこには「Cafe Len」という看板がかかっており、「サーカス」はどうやらその店舗を借りる形でカレー屋をやっているらしい。

(こりゃ分かりませんって)

 

 店先の駐車場はほぼいっぱい、クルマはすべて山梨ナンバーである。これは地元で有名な名店に違いない。

 タケノコのキーマカレー

 コリアンダー入りマトンカレー(パクチーですよ、パクチー)

 なんとか野菜カレー(4文字、さっきまで覚えていたのに(泣))

の中から選ぶのは当然キーマである。

 

 やっとたどり着いた興奮のままキーマを食ってしまい、今度は写真を撮るのを失念した。定年退職から2か月、ボケが少しずつ忍び寄ってきている。

 

 それはともかく「サーカス」のキーマカレー、おいしゅうございました。

 汁気が少なく、ドライカレーっぽい佇まいは麹町「アジャンタ」のキーマカレーと同系統である。おそらくこれがインドの本場の味なのだろう。
  
 ワンちゃんと一緒または値段で選ぶならフィオーレ小淵沢内「フェリーチェ」
 無難にインドカレーを楽しむなら「ティフィン・デ・ココ」(店内までワンちゃんOK)
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といったところだろうか。