前回オプション取引の利点の記事で、オプション取引におけるメリットは「レバレッジ効果があること」であると述べました。

 

では、オプション取引のリスクは何でしょうか。

それは、価格変動リスクの存在です。

 

投資の世界では、「利益は大きく損失は小さい」ことがよいとされていますが、

オプション取引のコール・オプション(日経平均をある期日に買う権利)の売りでは、

利益はプレミアム(オプション価格)分のみであるのに対し、損失は無限大です。

つまり「利益が小さく損失が大きい」のです。

 

例えば、

現在の日経平均が19000円で、

翌月の行使価格20000円のコールを200円で1枚売る(コールオプションの売り)とします。

 

このときの最大予定利益は売った価格の200円です。(プレミアム)

 

 

1か月後、日経平均は21000円になりました。

 

20000円で買う権利は、21000円の時、1000円となります。

そのコールを200円で売っている訳ですから、

200-1000=-800の損失です。

 

 

では反対に、日経平均が20000円より下がった場合、無限大に利益が出るのかといえばそれは違います。

例えば、19000円のとき、20000円で買うことはしませんので、価値は0です。

よって、利益は売った時点での200円が最大です。

 

 

というわけで、日経平均が上がれば上がるほど、コールオプションの売りは損失が拡大しますが、利益は限定されます。。

 

 

同じことがプットオプションの売りでもいえます。プットオプションでは、売る側の利益はプレミアム分だけなのに対し、日経平均が下がれば下がるほど損失は上限なく拡大することとなります。

 

 

では、このようなハイリスクを備えたオプション取引は危険なのでしょうか?

 

 

答えは、NOです。

東京総合研究所では、これまでのチャートから今後の動向を予測する「テクニカル分析」を用い、このようなリスクを回避するシステムが整っています。

 

 

オプション取引は、初心者の方も多いです。

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市原

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