この記事はこれから受験絵画に取り組む年中さん・年少さん用の記事になります。

あくまで我が家のやり方ですのでご参考まで・・・。

 

絵画に関しての取り組みは以前に記事にしたことがありますが、

右矢印(過去記事)お絵かきで求められること&我が家の取り組み

 

過去記事の中で、人間と動物など受験の絵画で求められる登場人物をある程度描けるようにしておいたほうがいいと書きましたが、基礎の部分で不足している点があると思いましたので補足します。

●最初に練習する動物の絵

動物に関してですが、いきなり鹿・キリン・虫などを描くより、四本足のなるべく短い足の動物を練習したほうが良いと思います。

 

この絵はミヤピーが年中の時に描いた絵「カメ」です。受験用ではない普通のお絵かき教室にかよいはじめた頃の絵です。

絵のタッチや色遣いなど受験絵画のセオリーから離れていますが、カメだということは伝わるのではないかと思います。

 

 

実はモチーフとした写真と見比べるとかなり違っているのですが、甲羅の形・首から頭の形、短い足(本物はもっと短いですが・・)など特徴をざっくりと考えながら描きます。

完成品はさらにカメがギラギラとデコられてもはやカメではなくなっているので製作途中の写真で失礼します。。。

 

教室では技巧より「カメらしさ」を伝えるポイントというのを指摘してくれるようでしたが、それが年長5月からの短期間で受験絵画らしく持っていけた要因だったのではないかと思うので、そのポイントを簡単ですがお伝えできればと思います。

●描くときに気をつけるポイント

描き方のポイントとしては、細部から描かないというところだと思います。

まず紙の大きさに対してどのくらいの大きさで描くかを考えさせます。

 

亀の場合、一番目立って大きいのは甲羅の部分です。

まず甲羅の形と大きさを考えます。

そして画用紙の中になるべく大きくなるように何度も鉛筆でアタリを付けていきます。

この亀の場合は何度も楕円を描いています。

 

その動物らしい部分はどこか?描く前に図鑑をみながらそれぞれの動物の特徴を話して、どこから描いていくか相談しながら書き進めていくと上達が早いような気がします。

 

また、子供は紙に対して小さく絵を描いてしまう傾向があります。

なので、思っている以上に大きく描かせてちょうどよくなることが多いです。

大胆に描かせてみてください。

 

その後、フォルムを整えてから詳細を描いていきます。

 

●描きやすい動物と描きにくい動物

何度か家で教えてみて思ったのは「キリン」「鹿」「虫」「鳥」など足の細い生き物は難しいです。特に絵のテーマの登場人物として紙に配置した時にバランスが取りにくいです。

 

足の細い動物よりも足が短くて太い動物、または足の存在が目立たない動物を描いたほうが描きやすくて自信がつくように思います。

 

あとは特徴がはっきりしている小動物はわりと描きやすいです。

 

●教えやすかったオススメ動物

・リス

尻尾をフサっと丸いラインで描いただけでたちまちリスらしさが増します。

 

・ウサギ

耳が特徴的ですが、身体と顔のバランスがとれればますます本物らしい感じに。

足が目立たないので、その分描きやすい。

 

この後にクマ・ゾウなど足が太い動物が続きます。

犬は種類が多いのでどれを描くか迷うと思います。飼っている犬を描きたくなることもあるでしょうが、チワワ・ヨークシャーテリアなどの洋犬よりは「THE・犬」という感じの柴犬っぽい雰囲気の犬を描けるようにしておいたほうが応用がききます。

 

・画材について

ミヤピーはクレヨンで描くのが苦手だったので(ベタッとして紙が汚れるのが嫌だったみたいです)、鉛筆で何回も下書きをさせてました。クーピーもいいのですが、本番はクレヨンを使うところが多いのでできるだけ慣れるようにしていました。

 

この後は人間と背景を描けるようになれば大体の課題はこなしていけると思います。

あとは言われた課題を1枚の紙に落とし込むという配置の能力を磨いていきます。

 

基礎ができるようになってから実際の過去問を使って様々な学校の課題をこなしていけるようになればいいのではないでしょうか。

 

実際に描いていく時にどんな言葉掛けをしていくかなどまた別の機会にお伝えできればと思います。