人生なればこそ、賭けるのである

本年で66回目を迎え、中京競馬場の重賞では、もっとも長い歴史を持つ中京記念。
12年より現在の芝1600ｍとなり、同時に春から夏へと移動。
この時期に適鞍が少なかったマイラーにとっては、大きな目標となる一戦となった。
また、関屋記念、そして秋前半の京成杯ＡＨとともに、サマーマイルシリーズに指定。
その12年以降、13年のフラガラッハ、15年のスマートオリオン、
そして昨年のウインガニオンがここを制し、夏のマイル王の座に就いている。

2013年に単勝13番人気、2014年に同11番人気で2年連続2着に入ったミッキードリームをはじめ
3着以内馬延べ18頭中9頭が単勝6番人気以下の馬で占められており、馬券的にも注目の一戦。


◎ロワアブソリュー
前走のフリーウェイSは中団のインで折り合いに専念し、
直線は開いた内に進路を切り替え、鋭く伸びて2着に0.1秒差を付けて勝利。
今回は昇級初戦+重賞になるが、脚を溜めればいい脚を使う馬。
左回りは(4.2.0.4)と得意としており、ハンデの54キロもプラス材料で。


○ブラックムーン
叩き2戦目となった安田記念は出負けをしてシンガリから。
終始最後方のまま、見せ場も作れず1.5秒差のシンガリ負け。
近走は流れや展開など条件が噛み合っていない印象で、昨年3着になった舞台で変り身期待。
脚質的に展開の助けが必要なタイプだが、上りを要する流れになる様なら出番があっても。


▲ダイメイフジ
前走のCBC賞は出たなりで後方から。ペースが速かった事もあり、
流れに乗り切れないまま直線に入り、ジリジリとしか脚を使えず0.6秒差の11着。
マイルは2戦して2着が2回と、距離は問題ナシ。
モズアスコットを下してオープン特別勝ちがあり、能力はここでもヒケはとらない。


★フロンティア
NHKマイルCは前々で運んだが、先行勢には厳しい流れ。直線は一杯になり、1秒差の13着。
今回は初の古馬相手。中京は新馬勝ち、ファルコンSでも3着があり、得意コース。
半兄に重賞2勝のドリームパスポートがいる母系の出身で、もうひと皮むけても不思議はない。


☆ガリバルディ
2か月半振りのマイラーズCはいつも通り後方で脚を温存し、直線に入り伸びてきたが、4着。
一昨年のこのレースの覇者で、コース適正は申し分ない。
道中であまり離されずに追走できる様なら面白い。