友達同士の仲をぐちゃぐちゃにしたMちゃんと、彼女の被害にあった女の子たち6人が、教頭室に呼ばれた。
教頭先生は、まず、今までの経過を娘に説明させた。
娘は、Aちゃん、Bちゃん、Hちゃん、Mちゃんと仲良くしていたが、急にAちゃんとBちゃんから無視されるようになったこと、そして、Mちゃんから、AちゃんとBちゃんが娘たちの悪口を言っていたと聞かされたことを話した。
また、ネットの書き込みサイトに、いかにもHちゃんのことだとわかる悪口が載っていたことも追加した。
何も知らなかったAちゃんとBちゃんは、Mちゃんのことも、ネットの中傷についても、かなり驚いていたという。
娘の次は、娘とずっと仲良くしていたHちゃんが、娘とほぼ同じ内容のことを説明。
その次に、EちゃんとSちゃんも、Mちゃんの被害に遭ったことを話し、AちゃんとBちゃんの番になった。
娘が予測した通り、AちゃんとBちゃんは、娘がAちゃんとBちゃんの悪口を言っていたとMちゃんから聞かされていた。
そして、娘やHちゃんの悪口は全く言っていなかったが、無視していたことなどについては、涙を流しながら謝ってくれた。
最後に、Mちゃんの番になった。
教頭先生は、Mちゃん以外の子が話した内容について、Mちゃんが認めるかを確認。
Mちゃんは、ほとんどの事を認めたが、ネットの中傷については、100%否定。
これには、わけがあった。