娘と娘が一目惚れした男の子ジョーダンは、一緒にライブに行き、その後、我が家があるコンドのプールサイドで、お互いの過去の恋について話した。
話が終わって、彼が家に帰ったのは午前4時近く。
が、翌日は娘の学校プロムだったので、ゆっくり寝ている暇はなく、娘は8時に起き、髪の毛のセットへ。
その後、プロにお化粧をしてもらい、プロムが始まる数時間前に、写真撮影のため、某ホテルに友達と集合。
友達の一人が、プロのカメラマンの知り合いがいたおかげで、全員プロに写真を撮ってもらうことができた。
その後、プロムに行き、プロムの後は、アフターパーティーへ。
前日のライブ&深夜のお喋りで、お互い惹かれあっていることが確認できた娘とジョーダン。
アフターパーティーの時も、ソファでピッタリ寄り添う二人。
が、そんな二人を見て、数人が入れ代わり立ち代わりやってきて質問。
「二人は、どういう関係なの?」
お互い惹かれあっているのは間違いないのだが、前日、彼から「まだ付き合うには早い」と言われたので、言葉につまる娘。
が、そこはジョーダンが、「二人は、デートしたりする仲」とサラッと答えてくれた。
しかし、中にしつこい奴がいて、さっき「二人は、デートしたりする仲」と答えてやったにも関わらず、再度、二人のところへ来て質問。
「で、二人は『彼氏と彼女』っていう仲なの?」
それを聞いた途端、ジョーダンが娘の目を見つめながら聞く。
「君は、僕と付き合いたい?」
「付き合いたい」と答えて、「でも、まだ早いよね?」なんて言われたら?と考えると、何と答えていいかわからなくなる。
そんな時は、質問に対して質問で返すのが一番と思った娘は、
「君は、付き合いたい?」とオウム返し。
すると、彼、
「僕の彼女になってくれますか?」
頷く娘に、彼は、「君は、僕が初めて告白した人」と言ってほほ笑んだ。
前日、もう少し娘のことを知る時間が欲しいといった彼。
娘の事を知るのに必要な時間は、24時間だったらしい。