アイビーリーグ大学などの、合格率5%-14%の入学最難関大学が求めているのは、どんな生徒なのか?
娘がアイビーリーグ大学を受験すると決めてから、気になって、ググってみた。
多くのサイトで書かれていたのは、「マルチになんでもできる子」。
確かに「マルチになんでもできる子」は、どんな学校にも受かる可能性が高い。
が、娘の周りの子供たちの合否判定を聞いた後、マルチにできるだけでは、超エリート大学の合格は難しいと思った。
超エリート大学が求めているのは、「志が高く、独創的な考えを持ち、社会に貢献できる次世代リーダーになれる子」だと思う。
曖昧な表現だが、「人間性豊かな生徒」。
「マルチになんでもできても、型にはまったロボット人間」は、エリート大学は必要としていない気がする。
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娘の友達のレイチェル。
彼女のお父さんは旧東ヨーロッパ出身で、彼女はスパルタ英才教育を受けて育った。
彼女は、3歳からピアノとフィギュアスケートを習い始め、どちらともかなりなレベル。
フィギュアスケートなどは、元オリンピック選手のコーチが付き、コーチの自家用ヘリで大会に参加したりもしていたほど。
普通は高校に入ってからSAT/ACT統一テストの模試を受け始めるが、彼女は、中学から模試を受けて大学準備。
彼女は、SAT、ACT、SATの教科別テストも、すべて高得点をマーク。
地元病院でのボランティアを4年勤め、学校ではクラブを立ち上げ、クラブ会長として2年間活動。
超エリート大学がマルチな生徒を求めているというのであれば、彼女は超エリート大学向けではないかと思う。
が、彼女はハーバード大学、アイビーと同等レベルのマサチューセッツ工科大学やジョンズ・ホプキンズ大学が、すべて不合格になり、補欠から繰り上がり合格したカリフォルニア大学バークレー校に通うことになった。
彼女が超エリートに入ることができなかった理由は、彼女には独創性が見られなかったからではないか?と、勝手に思っている。
彼女は、確かに「なんでもできるが、ロボットのような子」だった。
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生徒が大学側に「自身の人間性」をアピールする方法は何か?
課外活動やリーダーシップもその一つになるが、小論文、面接、推薦状の3つが重大な鍵を握ることになる。
小論文は、私立にもカリフォルニア大学などの州立大学にも提出するが、面接と推薦状は、基本的に私立大学のみ。
ただ、カリフォルニア大学バークレー校は、数年前から一部の生徒(出願者の約20%くらい)からの推薦状を受け付けている。
我が家も、娘の受験経験から、この3つがいかに大切なのかを実感することになった・・・・・。