終わったのかと思ったら、まだ終わっていなかった大学受験シリーズ・・・・。

 

実は、書き残したことがいくつかあったのを思い出した。

 

 

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アメリカの大学に願書を提出する際、SATまたはACTという統一テストの結果も一緒に提出する。

 

高校内で準備クラスを設けている学校もあるようだが、基本的には、生徒が個人個人で準備をしてテストを受ける。

 

 

その準備だが、塾に通うか、参考書を買って勉強するかの選択肢がある。(家庭教師のオプションもあるが、値段がかなりする)

 

塾が必要かを見極めるのには、模試を受けるのが一番。

 

1回目の模試を受け、1600点満点のテストで、1300点以上取れているようであれば、その子はテストの解き方がわかっている可能性が十分なので、塾などは必要ないと思う。

 

1回目の模試が1100点以下で、しかも自分で参考書と向かい合うことが苦手なタイプの子は、塾を勧める。

 

塾に行けば必ず点数があがるというわけではないが、塾はテストの受け方のコツを教えてくれるので多少は上がる。

 

ただ、塾は安くない。

 

LA近辺で人気の塾と言えば、EliteかC2。

 

ネットで調べたところ、両方とも韓国系オーナーが経営しているよう。

 

Eliteは、1クラス25人くらいのクラス制で、C2は1クラス3人の少人数制。

 

Eliteの夏期講習は8週間コースで$3000くらい。

 

うちの娘は、10年生が終わった後の夏休みに、Eliteの8週間夏期講習に通った。

 

C2の値段はわからないが、夏期講習は、噂で$5000以上と聞いた。

 

以前書いたが(詳細はここから)、塾にいったにもかかわらず、娘のSATの点数はイマイチだった・・・・。

 

ただ模試の点数はとんでもなかったので、一応は塾の効果はあったと思う。

 

娘の友達の裕福なファミリーはC2を利用したが、多くの子が高得点を取っていたので、お金に余裕がある方にはC2をお勧めする。

 

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娘の友達エマは、C2に通った。

彼女はSATとACT両方のクラスを取り、ACTは34点という、アイビーリーグ大学でも十分合格可能な高得点をマーク。

が、彼女は、第一希望のマサチューセッツ工科大学やカリフォルニア大学バークレーが不合格になり、南カリフォルニア大学(USC)は合格したものの、彼女の希望した学部には入れず、UCLAも補欠になった。

すべての学校の合格発表が終わった日、娘と話していた彼女が、突然、娘にこんなことを言った。

「私、統一テストの点数が良かったのに、何故バークレーも受からなかったのか、不思議なの・・・・。

娘ちゃんは、アイビーもバークレーも合格して、本当に良かったよね。
































 

 






私より、テストの点数は断然低かったのに・・・。」
 

 

アメリカの州立大学は、テストの点数重視な場合が多い。

が、有名私立は、テストの点数より、他の何かに秀でた子供を欲しがる傾向にある。

バークレーやUCLAも、同じ傾向になっていると聞く。

塾に通ってテストの点数を上げることは大事だが、テストの点数だけに固執してはいけないということだろう。

友達のエマに、「テストの点数が悪かったのに」と言われた我が家の娘。

後で、「エマは、人を羨むような悪い性格だからバークレーにも入れなかったんじゃない?」と言っていたが、それは全く関係ないと思う・・・・。


 


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どくしゃになってね…