こんにちは!
てつおじさんです^_^



オーストラリアで日本のテレビをリアルタイムで無料で視聴。
しかも比較的上質な映像で見ることが出来る”Sling Box”を通して見る方法が一番だとカンボジアで活躍している、今回NZをジョイントとして一緒に立ち上げた”きんちゃん”が教えてくれ、iPadまでプレゼントしてもらった溝上は、時々日本のテレビ番組をリアルに楽しんでいます!



そして今日たまたま金スマの(以前も書いたと思うけど)キンタロー。が社交ダンスでラテンの世界選手権にチャレンジする物語が放送されました。

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その放映が46年前の溝上の悩みとまさにカブっていて驚きます。
そう、リーダーとパートナーの悩み。


それでは連続小噺をどうぞ
↓↓↓↓
【連続小噺22】


   それはもう技術的なことではなかった。
(リーダーとパートナーの心の関係のコーチングだった)


「君たちは今日までこれ以上は出来ないというくらい練習をしてきた。
君たちが勝つための練習を人一倍やって来たのは分かっている」

日本ベスト10の鬼コーチの言葉が続く。

「ところが、どうしたことだ?たった2週間で二人の踊りはこんなに崩れている!」



『リーダーはパートナーの5倍練習しなければ、パートナーのリードは出来ない』
そう言われて僕はラテンのルンバに絞り込んでルンバに関しては他の人の7倍以上ははるかに練習をして来た。


   だから、例えばジルバという女性がくるくる回るダンスを5分あったら全くの初心者でも僕がリードして躍らせることが出来る!
   と言うくらいリードには自信があった。



   ところが二人のリードとフォローの関係が修復できないほど壊れていた。



 社交ダンスはリーダーとパートナーがいつも仲良く踊っているかと言うと、2人はお互いにライバルだったりする。


 コーチも「今日の踊りはパートナーが勝っている」とか「リーダーが勝っている」と言って指導し、ライバルとなるよう、たきつけて育てて行ったりするときがあるんだ。


 だからリーダーとパートナーは仲間であるし、ライバルであったりする。



 だからリーダーとパートナーの息が合わなくなったり、うまく踊れない時にその理由を相手に求めたりする。
リーダーがダメだから、パートナーがダメだから、そしてうまく行った時は自分のおかげ……と言う風にね(笑)



 一番大きな大会の2週間前にいくら40度の熱があるとはいえ、一次予選落ち。



 こうなるともうよほどのことがない限りチーム(たった二人でもチームです)を立て直すのは難しい!!
 それはみんな分かってた。



「あの西南大の狂犬溝上は、狂犬ではなくポチだった」
一気にそんな話しが広まるのは当然のことだ。



 全九連の大会までまだ2週間あるじゃないか!
なんとか立て直そう!
 でもやっぱりチグハグなまま試合前日を迎えることとなった。
 

 前日に皆で佐賀に入り、旅館に泊まっていると、コーチである妹先生から連絡が入った。


「ここに行きなさい」と指定された場所に出向くと、そこは佐賀県のとある社交ダンス教室。
 そこに日本ベスト10入りを果たした妹先生のお兄さんが来ていて、最後の特訓をしてくれることに!!


 ボロボロでチグハグになっている二人の踊りを、ぴったり息があっているとお互いに感じることが出来るくらい、特訓をして下さった。


 そして最もピッタリ二人の息があった時に「今日はここまで。その調子で明日踊ったら大丈夫!」と終了。


そして「溝上君。もう『勝ち負け』は忘れなさい。君たちはもう充分努力して来た。
それだけでもう充分勝っている!

明日は踊りを音楽を楽しんで、出来るだけたくさん踊りを味わって来なさい。
今の二人の気持ちがひとつになった踊りを忘れずにね」と送り出して下さったのです。


**********

   金スマのキンタロー。がかつての鬼コーチが最後に『音楽を楽しみなさい。音楽を味方にしなさい』と言ってパートナーを目隠ししてリーダーのリードに任せて最後の練習の踊りとして『そう、その2人の関係よ』と練習を打ち切り、ふたりの世界を世界選手権に送り出す…


そのコーチと福岡の僕らの鬼コーチが重なり、46年間の時を経て胸が暖かいものでいっぱいになった。



「キンタロー。頑張ってくれ!『音楽を味方にして』頑張れ!」って。


思わず拳を握りしめてテレビに向かって応援している溝上の姿がシドニーのオフィスの一室の部屋にあった。



キンタロー。たちが世界大会でどんな成績を残すのかは一週間後の金スマでわかる。



そして、溝上と花ちゃんの46年前の全九連ラテンルンバはどんな成績だったのかは明日のブログで!!(笑)


そして、今日のこの小噺のタイトルは「音楽を味方にしろ!」としよう。


考えて見たら僕は半年間毎日7〜8時間の練習のほぼ全てをたった三曲で続けて来た。


過去の大会の曲はほぼこの三曲だった。特にルンバの決勝の曲は毎年「黒いオルフェ」だった。



溝上は半年間、毎日の半分をこの「黒いオルフェ」と一緒に過ごしてきた。


明日奇跡が起こって決勝まで行けたら、6か月毎日の半分を過ごしたこの曲を心から楽しもう。

そして「音楽を味方にして」チャンピオンの発表を待とう!




 


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