白山神社詣の旅で、
最後に訪れたのは、
鳥居をくぐると石段があり、
石段を登り終わる頃に、
岐阜県郡上市白鳥町石徹白にある
白山中居神社でした。
ここのこと、正直、
誰にも教えたくないのです。
けれど、いちばん皆さんに
知ってほしいところでもあるのです。
白山中居神社のある石徹白は、
四方を山に囲まれた
人口270人ほどの小さな集落。
東日本大震災の時に出会った恩人が
ご家族と住んでいらっしゃり、
昨年の秋に、初めて訪れたのですが、
この石徹白の自然、
魅力的な人々、
神とともにあった歴史と
いまも自然と神とともにある暮らしに
すっかり魅了されてしまいました。
今回の白山神社詣の旅で、必ず、
再び、石徹白の
白山中居神社に詣でたくて、
スケジュール的にはかなり無理をして、
最後の最後に詣でることができました。
これが、堂々とした白山中居神社の鳥居です。
その後ろには、杉の巨木の姿。
鳥居をくぐると石段があり、
石段を降りていきます。
石を敷き詰めた参道の
その先には、
この太くて大きな杉たちが現れます。
石をランダムに積んだ石段になっていて、
その石段を降りると
参道は、宮川を渡る橋に続きます。
美しい宮川の流れ。
水が清らかで、どこまでも澄んでいます。
橋を渡り、向こう岸に着くと、
また石段があるのですが、
石段の横にも巨大な杉たちが。
この境内には、樹齢200〜1000年以上の
見事な杉がたくさんあるのです。
白山中居神社の木々たちには、
大地につながり
天とつながり
両者を結ぶ力を感じます。
磐境、御本殿、大宮殿が見えてきます。
右手奥、
こちらが大宮殿。
この後、
大宮殿の御祭神は、菊理媛大神です。
そして、磐境(イワサカ)です。
祭祀が行われていた神域なのだそう。
いまも、7月の創業祭にて
巫女たちが、この磐境にの前で
舞を奉納するのだそう。
この白山中居神社にも、
神仏分離令の影響があり、
奥州藤原氏が寄進した
虚空蔵尊の仏教が、
明治維新後に破棄されたのを
村人たちで密かに守ったという話もあります。
けれど、この地は、
神道や仏教という
信仰を区別する言葉さえない時代から
人々の祈りの特別な場であったのですね。
私の中では、
熊野の玉置神社などと同じく、
縄文の強いエネルギーを感じる神社です。
決して、優しいだけのエナジーではなく、
その凛とした厳しくも感じるエネルギーに
なぜか深いシンパシーを感じてしまいます。
御本殿にお詣りし、
そして、昨年会えなかった浄安杉に
出会うのですが、
それは後編で。
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