覆面算(虫食い算) 筑波大学附属中学校(2016年)の問題の解答・解説 | 恋する中学受験 ~大学受験を見据えた中学受験~

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覆面算(虫食い算) 筑波大学附属中学校(2016年)の問題の解答・解説

 

 

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次の式が成り立つように,□の中に+か×の記号を入れなさい。

2□4□6+8=1□3□5□7

 

筑波大学附属中学校(2016年) 難易度★★★☆☆

 

 

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■解答・解説

 

左辺は全部奇数で,右辺は全部偶数だから偶数・奇数に着目しよう!

 

 

☆下記は考え方の一例です。

 

 

偶数どうしの足し算とかけ算の答えは必ず,偶数(図1参照)になるので,
この等式の左辺は,必ず偶数になります。

 

図1


よって,右辺も偶数になる必要があります。

↑↑↑

ココがまず1つのポイントだね!

 

 

 

(1) □に×が1個,+が2個入る場合(奇数×奇数+奇数+奇数)

 

奇数×奇数=奇数で
奇数+奇数+奇数=奇数のため偶数にはならないので不適(ダメ)です。

 

 

(2) □に×が2個,+が1個入る場合(奇数×奇数×奇数+奇数)

 

奇数×奇数×奇数=奇数で
奇数+奇数=偶数なので,条件をみたします。

 

 

(3) □に×が3個入る場合(奇数×奇数×奇数×奇数)

 

奇数×奇数×奇数×奇数=奇数
で偶数にはならないので不適です。

 

 

(4) □に+が4個入る場合(奇数+奇数+奇数+奇数)

 

奇数+奇数+奇数+奇数=偶数
なので,条件をみたします。

 

 

よって,

右辺の□には,×が2個,

+が1個入るかすべて+が入ることがわかりました。


これより,右辺は次の4つの場合にしぼられます。

 

① 1+3×5×7=106
② 1×3+5×7=38
③ 1×3×5+7=22
④ 1+3+5+7=17


ここで,左辺を考えてみると,

□がすべて×の場合でも56にしかならないので,
①の場合は不適です。

 

また,□がすべて+の場合でも20になるので,④の場合は不適です。


②の場合,

2□4□6+8=38 になるかを考えてみます。

 

2□4□6=38-8=30 になり

 

□に+か×のどの組み合わせを考えても30にはならないので不適です。

 

③の場合,

2□4□6+8=22 になるかを考えてみます。

 

2□4□6=22-8=14 になり


2×4+6のとき14になります。

 

以上より,

2×4+6+8=1×3×5+7 ……(答え)

 

 

 

 

 

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