当事者会レポートの注意点を一読してから読んでください。よろしくお願いします。

 

どうもこんにちは、今回は精神疾患に関する人たちの集まりに行ってきました。

駅から徒歩数分にある新しめの公民館みたいなところが会場です。

自分がきたときはすでに10数人の人がいました。

当事者や関係者の会ということもあり、20代から60代まで、当事者から親まで。(割合としては半々程度?)

男女比は少し男の人が多いという印象。

 

今回出た話は以下の通り↓

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  1. 仕事関係
  2. 親から見た精神疾患を持つ子供への不安
  3. コミュニケーション問題、金銭問題

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1)仕事関係

これは毎回出ているので、もういうことはあんまりないっちゃない…

なかなか就労のための行動に移せないというのは以下2つの原因があると考える。

①何からしたらよいかわからない。

②体調的にまだ動けない。

②の場合は、焦らずきちんと休養をとることが大事だ。就職活動は決して楽なものではない。その点を考えると、万全の体調とまではいかなくてもそれなりの体調でないと厳しいだろう。

少なくとも自分の直感で“体調的にまだ厳しい”と思っているならまだ休養をとっている方が良いだろう。

 

①の場合はどうしたらよいだろう。自分の場合はハローワークや役所の相談窓口を使った。(しかし、これらは思ったより役に立たないこともある)

もしうまく親切な人や相性の良い人と巡り合えたなら、そこをきっかけに行動を起こしていけるとよいかもしれない。

また就労支援などを利用し、第三者のプロの支援があるとよい、という意見も出た。就職活動は孤独な戦いになりがち。そうするとますます精神的に辛くなってしまう。

その点、プロの支援があるとかなり違うだろう。その分野に関して

のプロであるし、少なくとも素人よりは詳しい。1人でやみくもにやるよりもはるかに精神的に良いだろう。

結局、仕事を見つけても続けられないと意味がない。そのようなことを考えても、プロの協力を仰ぐことでそのようなリスクを減らすことできるのではないか。

特にグレーゾーンの人、一人でなんとか仕事を探せるような人にこそ、このようなプロの支援が必要なのかもしれないと感じた。素人が継続できる仕事を探すのは難しいし、就職後のサポートの有無も大きい。

 

まとめ

1人で戦うな、周囲を巻き込め

サービスや支援を最大限に使うことが最善の一手

目先の仕事より長い目で見て続けられる仕事を

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2)親から見た精神疾患を持つ子供への不安

  • 薬を飲み続けないといけないのか
  • これから先どうなるのか(将来への不安)
まず薬に関していえるのは、素人ではなく専門家に聞け、ということだ。
双極性障害に関して言うならば、薬を飲み続けることが最善であるというのが現状だ。もちろん個人的にはそれで良しとは思ってはいない。しかし、病状安定のためには必要なことであり、仕方ないことであると考えている。くれぐれもしないでほしいことは、医者の指示なしに勝手に断薬したりすること。百害あって一利なしだ。
 
次にこれから先どうなるのか?ということに関して。
こればかりはわからない。親としては精神疾患を持つ子供がいることは不安であるだろうし、自分がいなくなった後どうなってしまうのかと心配してしまうところであろう。
しかし、心配してもどうしようもない。それは言わなくてもわかることだし野暮なのだが。

そのうえで一番大事だと思うのは、一人で生きていけるようなスキルを身につけさせることだ。遺産を残すことを考えるなら、お金よりスキルや能力を残すことを考えてあげてほしい。

お金はいつかなくなってしまう。スキルや能力はなくならない。必要なのはその場しのぎのお金ではなく、死ぬまで力になってくれるスキルであり能力である。

たとえば作業所などに通わせるのも一つの手だろう。本などの文化的な資源を与えたり、いろいろなところへ出かけるなどの経験も良いだろう。仕事に直接つながることだけではなくいろいろなことを。もちろん無理矢理にやらせるのはいけないが。

多種多様な経験をすることは、生きていくうえで重要なことである。これには障害の有無は全く関係がない。不安は放置してもなくならない、必要なのはアクションだ。(重ねて言うが無理やりはNG)

 

まとめ

薬は専門家へ

不安は行動へ

将来の不安はなくならない。長い目で見たら、お金を残すより本人に経験や能力を残したあげたほうが良い。いろいろなことに一緒にチャレンジしたりして人としての見聞を広げるのも良いのではないだろうか?

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3)コミュニケーション問題、金銭問題

 

よくあるコミュニケーションに関する話。※内容は個人情報も考慮していろいろ配慮してます。言うまでもないですが一応。

今回はコミュニケーションがうまく取れないかつ金銭問題を抱えている、という人のケース。

ここではその中でも金銭問題に関してスポットライトを当てたい。

 

金銭関係がルーズでお金を借りる、返さない、計画的に使えない…など周囲が迷惑してしまっている状況だという。

これは大問題である。普通に考えれば。のちのち本人も周囲も困ることになるのは目に見えている。(現に困っているけどね)

なぜこんなことになってしまっているのか?

 

ここで問題になるのは、それらの問題を本人がどう考えているのか?ではないか。

これについては2通り考えられて①問題だと考えている②問題だと考えていない。つまり…

①問題だと考えている→改善しようとしているが出来ていない…どうしたら改善できるか?やり方の問題

②問題だと考えていない→問題だと考えていないから改善しようともしていない…(世間一般的に)問題なのに問題だと思っていない、考え方・認知の問題

以上のようになる。

 

①に関しては、本人が問題だと思ってはいるわけだから周囲が協力して良い方向へと持っていけばよい。

問題は②に関して。問題であることを問題であると認識していない、ということ。これは一般的なこと一般常識的なこと、が欠如しているということでもある。

 

これを認知のズレ、とでも言ってしまおうか。普通には問題であるとこを問題と捉えられない。もっとわかりやすく言えば、みんなが白と見えるものが白に見えない、という感じか。

これは非常に厄介な問題で、この認知のズレがあると社会で生きていくうえでとてもやりにくくなる。

 

※普通には問題であることってなんだ?一般的なことってなんだ?常識的なことってなんだ?みたいなのはきりがないのでここではやらない。

 

要は認知のズレが厄介であり、こいつが社会で生きにくくなる原因の主たるものではないか。

 

さてこいつをどうしたらよいのか?端的に言えば、一般的なこと、常識的なことを学んでいくしかない。それに尽きる。

結局、今の社会で生きていくにはこれしかない。こんな普通受け入れない!みたいに声を上げても受け入れざるを得ないのだ。これが現状であり、どうしようもない。

だからこそ一般的なこと、常識的なことを学んでいくしかない

ただ発達障害の人など、もともとこのあたりが苦手な人もいるのでそこは考慮しなくてはいけないとはいえ完全に考慮できるわけではないので、やはり問題を抱える当事者の努力が求められてしまうのは仕方のないことかもしれない

 

まとめ

問題を問題と認知できているか

やり方の問題か、認知の問題か

多数派の意見を学ぶ→多数派の意見=普通の考え。それを学ぶことで結果として生きやすくなる!

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最後に

 

今回もいろいろ話がきけて良かった。家族の方も多くて、家族目線の話がきけたのも良かった。案外、家族目線の話を聞ける機会は少ない。なるほどな、と参考になったことも多かった。

 

このあとは2次会でファミレスに行って、解散。おわり!

 

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