パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

ステーキをがつっと食す。アルゼンチン料理「Biondi」

もうかなり前のことだけれど、人気のアルゼンチン料理店「Biondi」へ行ったことを。 f:id:kanakanamm:20170708041330j:plain ちなみに私が「肉」を欲するのは「体がちょっと弱っているとき(ちょっと疲れている時)」。逆に「とても弱っているとき」というのは、消化能力が落ちているせいか、肉を食べるまで気力がないせいか、あまり肉は欲さない。焼肉しかり、ステーキしかり。

韓国に住んでいた頃は、私にとっての滋養強壮といえば「参鶏湯」で、鶏肉を欲するというより、薬膳を欲していたのに近い感覚だった気がする。韓国料理はほかにテジ(豚)カルビやサムギョプサルはビタミンBで風邪のときに。アツアツのチゲもよく食べた。そう思うと、アジア飯というのは、なんとなく医食同源なところがあるような気がする。

このときは仕事の打ち上げを兼ねていたのと、相手(女性)が肉好きだったので。「Biondi」はウリが肉で有名。 アントレを1つずつ。まずはパテ。お店の人に「アントレのオススメはなに?」と訊いたらパテだというので選んだのだけど、さすが肉がウリの店だけあって美味しい。 f:id:kanakanamm:20170708041255j:plain 考えてみれば前菜からすごいボリューム。すでに肉肉しさ満点。

こちらはサモサ的な感じだったような? f:id:kanakanamm:20170708041448j:plain もちろん、中身は肉。皮がしっかりしているので小ぶりな割におなかにたまる。

こちら、サラダなのだけど牛タン。 f:id:kanakanamm:20170708041308j:plain 久しぶりに牛タン食べたなーと思いながら、メインに向けて私はすでに、肉感が体を駆け巡る。肉食の友人は細い体で平然としている…そうか、こういうものなのか、こういうものなのね(なにが?)。

メインのステーキ。あまりに前のことで部位は忘れてしまったけれど、しっかりした肉って感じの、アルゼンチンステーキ。 f:id:kanakanamm:20170708041313j:plain f:id:kanakanamm:20170708041319j:plain 日本ではレアが好きだけれど、こちらの肉は血抜きをしていないので、そこそこ焼くのが美味しいと私は思っている。この時は思ったよりちょっと固かったかも。たぶん、私の一切れのカットの仕方が大きすぎだのだと思う。味は美味しかったし、食べごたえも十分だった。どうしてもお醤油をかけたくなってしまう、超日本人な私…(そしてごはん)。

パリでは最近、アルゼンチンステーキが人気だそうな。日本は霜降りの、口の中でとろけるような肉が良いとされるけれど、欧米欧州ではそれはあまりウケなくて、しっかりした肉質が好まれる。フランス人は「肉の味」を楽しみ、日本人は「脂の味を楽しむ」傾向にあるらしい。まさに食文化の大きな違い。

こちらのお店、ランチメニューがお得らしいので、次回はぜひランチを試してみよう。

「Biondi」 118 rue Amelot, 75011 Paris

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