「振り返れば・・・」

 

無意味に過去を振り返ってしまう

意味がないと思っても

いつの間にか あそこでああすれば良かった

こうすれば良かった なぜこんなことに・・・

 

もっと若い頃は 

いっつも他人のせいにして

そのまんま 過去用の壺に ふたをして 

自分を誤魔化してばかり

 

そんなことを繰り返していると

壺の中から 後悔と自己嫌悪があふれ出し

とどのつまり 何度も壺を替えざるを得なくなってしまう

今で何代目の壺だろう・・・ほら また自己嫌悪

 

壺をひっくり返し 中身を吟味していると

私はあることに気付いた

それは・・・さて何だと思いますか?

 

 

 

 

 

 

なーんてね

でも 心当たりのある人は

きっとここから先は自分で探さなきゃならない

世の中には

答えのない問題が山積みなのだ

それが人生だよ 

人生は偏差値では太刀打ち出来ないってことさ

哲学書にも心理学書にもどこにも書いていない

自分だけの答えを求めて

人は歩き続けて行くのだ

 

でも ここに 一つの例を挙げておこう

私が後悔のいっぱい詰まった過去の壺を

引っ繰り返して見付けたものの正体

それは

その全てに 自分の選択も確かにあったということ

親にやらされた

誰かにさせられた

あいつのせいで人生がおかしくなった

色んな悔しい想いや憎悪の絡むシーンの中に

本当は己の選択が確かに関わっていたのだ

そのことに気付いたとき

私は今の生を その以前よりは

大切に考えられるようになった気がする