こんにちは

女優の中馬さくらです

今月始めは

父の誕生日

久しぶりに会って来ました

父とは幼稚園の頃に別れて

20歳で一度再会し

また5年程前から

出演舞台観劇に声を掛けて

舞台の度に合うようになりました

ここ数年は

お正月や父の誕生日も会う様になり

たまに電話も来る様に

幼稚園の頃や

20歳の時には考えてもみなかった現実

20歳になるまでは

父が何処で何をしているのか

全然知りませんでした

成人したのを機に

母方の親戚から

お母さんは複雑な気持ちだから

きっと納得はしないかも知れない

それでも貴方にとっては

父親なんだから

手紙を書いて一度会いなさいと

連絡先と便箋を渡されました

その時は

1人で育て上げてくれた

母の気持ちを考えたら

今更そんな事をするのは

良くないんじゃないかと

勝手に気持ちを想像し

行動に移しませんでした

叔母に会う度

何度も出したか聞かれ

行動してないと話すと

両親の間に起こった出来事と

貴方の人生は別だと

お母さんは大変だったと思うけど

貴方達に会えない間のお父さんも

お父さんなりに色んな思いがあったと思う

成人したのだから

貴方は貴方の人生として

切り離して考えなさい

両親がいたから

生まれてこれたのだから

お母さんと同じ気持ちになって

お父さんに対して

感情を向けるのではなく

無事に成人しましたと

自分から会いに行きなさいと

当時は

その意味が全然理解出来ていなかったし

そんな事をしたら

母が悲しむと思っていました

父とは幼少期に離れ離れになった分

父の気持ちを

考える事も余り出来ませんでした

結果

その時は母が

複雑な心境を態度に表している中

朝から出掛けて行って

父に会ってきました

久しぶりに会ったので

父が父で合っているかも分かりません

目印でお互いの名前で確認し合って合流し

喫茶店に入り

ポツポツ話をして別れました

特別何か一つ

大きく感情が動く事なく

あの人がお父さんかと

別れても

確信がない

フワッとした気持ちが残っただけ

家が近くなると

母への申し訳ない気持ちが出てきて

何となく避ける様に

目も合わせられず

言葉も少なかったのを

今でも覚えています

それから月日が経ち

頻繁に舞台出演する様になったのを機に

父が観に来てくれる様になり

自然と会う頻度が上がりました

今でも母は

もしかしたら複雑かも知れません

これで良かったと

今では思っているかも知れません

それは全て母が感じる事で

わたしは

今まで以上に母にも感謝を向ける事が

何より大切で

父に会う様になって

より母も大切に思う様になり

どんな事があった両親でも

わたしにとっては

この2人がいたお陰で

今好きな人生を歩いている

感謝しかありません

最近になってやっと

当時叔母が言った言葉の意味が

何故わたしにそうさせたかの意味が

何だか分かる様になりました

あの時に

それを教えてくれた事で

一生の人生ずっと

家庭環境を

子供の頃に感じた

家庭の雰囲気だけで決めなくて良かった

自分が動いた先にしか

自分の答えはないし

人が出した答えに感情を重ねるのは

人生を歩んでいく中で

自分に誤解を作るのだなと

何でも自分で見て触って確かめて

五感をフル稼動させて

自分の人生を生きる

大切な基本