2017年ベストアルバム20選

様々な媒体が2017年のベストアルバムを発表していますね。

私もランキング付けした情報を載せようかと思ったのですが、自分の考えがまとまらなかったので一先ず「今年よく聞いたアルバム」を20枚ピックアップしてみました。




 

Elder – Reflection Of a Floating World

この作品は本当に何度も何度も聞きました。そして何度も聞いているのに1曲目のSanctuaryのイントロが流れてくると今でもゾクゾクしてしまうのは、それだけ私の感性にピッタリとハマる作品だったということでしょう。
プログレッシブロック、サイケデリックロック、ハードロック、メタルがお好きな方にはぜひとも一度は聞いていただきたい作品です。

 

Soup – Remedies

ポストロックの音の洪水が生み出す美しさと、プログレッシブロック特有の曲の構築美が見事に共存している名盤。
これから冬の季節に何度も聞きたくなる、そんな作品です。

 

Converge – The Dusk In Us

Convergeの作品はいつも膨大な量のエネルギーをパッキングして私たちにぶつけてきてくれますが、今作も過去の名作たちに引けを取らないクオリティの高さ。
特筆すべきはシャウトを控えめに地を這うように歌い上げるタイトル曲The Dusk In USですね。

 

Cigarettes after sex- Cigarettes after sex

Cigarettes after sexも本当に何度も何度も聞きました。
中性的なボーカルが優しく歌い上げるあたたかみのあるメロディは一度聞いたら病み付きになること間違いなし。

 

Steven Wilson – To The Bone

プログレッシブロック界の重鎮が放つポップな一作。
曲の雰囲気は1曲毎に異なっており、Steven Wilsonらしいシリアスな雰囲気に満ちた楽曲ももちろん収録されています。
Porcupine Treeファン、Steven Wilsonファン以外の方にもぜひ聞いていただきたい作品です。

 

Blut Aus Nord – Deus Salutis Meae

フランス産メタルバンドの最新作。とにかく暗く、地響きのような重低音の中に浮かび上がる不気味なボーカル。
とことんダークでありながらも、聞いていると不思議と美しさを感じてしまう作品。

 

Mammut – Kinder Versions

今年のアイスランド音楽シーンでも一際話題を呼んだMammutの最新作。
エモーショナルな歌声と耽美でダークな演奏に今後大きな注目が集まっていくことは間違いないでしょう。

 

ThunderCat – Drunk

アフロビートに乗せて遊び心あふれる無邪気な音楽が展開された今作も、間違いなく2017年の音楽を語る上で外せない一作でしょう。
何も知らずにジャケットを見たらとてもこんなにソウルフルな音楽が収録されているとは到底思えないですよね。

 

Endless Boogie – Vibe Killer

ブルースが根底にあるサイケデリックロック。でもその歌声を聞くとどことなくLou Reedを連想してしまうのは私だけでしょうか。
低くしゃがれぎみの声で語りかけるようなボーカルスタイルが次第に病み付きになるEndless Boogieの最新作は相変わらず素晴らしい内容です。

 

The War On Drugs – A Deeper Understanding

耳あたりのよいメロディをこれでもかと詰め込み、ロックというジャンルのもとじっくりと煮込んだ結果生み出された傑作。
初めて聞いて耳当たりのよさに魅了され、何度も聞くことでギターや各楽器が生み出す爽やかなビートに再度魅せられる、そんな作品です。

 

Penguin Cafe – The Imperfect Sea

Penguine Cafeは弦楽器の素晴らしさをポップなメロディと適度な緊張感の中で聞かせてくれます。
ボーカルが入ってない音楽はちょっと…という方にもだまされたと思ってぜひ聞いていただきたい1枚です。

 

The National – Sleep Well Beast

ここ数作で非常に高い評価を得ていたThe Nationalですが、今作では電子音楽との邂逅を経て遂にインディ界という殻を破りメインストリームへ躍り出てくれました。
比較的ポップで、それでいて聞いていると胸に切なさがくすぶりはじめる魅力的な楽曲群は、The Nationalを初めて聞くという方にもおすすめです。

 

Queens of the stone age – Villains

先行シングルThe Way You Used To Doを聞いて音が軽くなったなと感じましたが、その印象はアルバム全体に当てはまるものでした。
当初はあっさりしすぎていてすぐ飽きるのではないかと考えもしましたが、まったくの杞憂でした。
あっさりしているようでフックの効いたメロディとギターリフは何度も聞きたくなる中毒性をはらんでいます。

 

Hurray for the riff raff – The Navigator

スモーキーで気だるげな歌声と、キャッチーでブルージーなメロディで人気のHurray for the riff raff。
最新作The Navigatorでも彼女の持ち味を十分に発揮しかなりクオリティの高いロックを聞かせてくれます。
アメリカンロック、ブルース、80年代のポップ・ロックがお好きな方におすすめです。

 

Alvvays – Antisocialites

どんなに乾いたロックを好きであろうとも、極上のポップセンスには反応せずにはいられません。
そんな私の良メロセンサーが振り切れるほどの名曲を届けてくれたAlvvays。
前作のクオリティの高さから期待もかなりのものになっていましたが、高く掲げたハードルを軽々と飛び越えてしまうその才能に脱帽です。

 

Joey Bada$$ – ALL-AMERIKKKAN BADA$$

昔からお洒落なトラックとHip Hopの組み合わせに弱いのですが、このJoey Bada$$の新作は2017年に聞いたHip Hop作品の中でも頭一つ抜けていました。
現代のHip Hopシーンで一般層を取り込めるほどの勢いを持ったアーティストは誰かと聞かれれば、Joey Bada$$をあげる人は少なくないのではないでしょうか。

 

Foxygen – Hang

ライブに足を運び度肝を抜かれるアーティストがいますが、このFoxygenは2017年のライブの中でもトップクラスのインパクトを残してくれました。
ライブパフォーマンスは破天荒という表現がぴったりですが、抜群のメロディセンスと凝った曲構成から音楽的インテリジェンスを感じずにはいられません。

 

The Horrors – V

華々しいデビューを飾ったバンドでも、次第に人気に陰りが見られるケースも少なくありません。
The Horrorsも今作でどのような音楽を聞かせてくれるのか、その回答次第では多くのリスナーを失う致命傷を負いかねない状況でしたが、彼らの持ち味のゴス要素と電子音楽の融合で奇跡的な復活を見せつけてくれました。
先行シングルとなったMachineのクオリティの高さは彼らのキャリアの中でも指折りです。

 

Henrik Palm – Many Days

スウェーデンのメタルバンドGhostの元メンバーという肩書きがついてまわるHenrik Palmですが、インスト中心でダークな楽曲からはGhostの影をいい意味で感じさせないクリエイティビティを感じさせてくれます。
パンクの片鱗を感じさせる楽曲、ポストロックのような楽曲、メタル要素を感じさせる楽曲など、アルバムの中には様々なテイストの音楽が目白押しです。

 

Spoon – Hot Thoughts

先行シングルHot Thoughtsのキャッチーさが印象的な本作ですが、何度も耳を傾けているうちに各楽曲が持つ個性に気づかされるまさにスルメアルバムです。
そしてライブに参加することでこのアルバムの楽曲の素晴らしさをさらに実感したら、もうSpoonの魅力から抜け出せなくなるはずです。




ブログを開設して音楽好きな方々とつながるきっかけを得られた素晴らしい年でもありました

今年はたくさんの新作リリース、そしてライブに恵まれた一年だったなと実感します。

また、ブログを開設して自分の気になる音楽について記事をアップするようになりましたが、同じように音楽が好きな方々とつながるきっかけとなり非常に嬉しかったです。

ひっそりと営んでいるブログではありますが、今後も試行錯誤を行いながら一人でも多くの方に楽しんでいただけるよう努めていきます。

来年も本ブログをどうぞよろしくお願い致します。

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