V=4/3πr³

詩と物語を紡ぎます

Pastel Color

2018-02-19 17:00:00 | poem
     Pastel Color



夕焼けチャイムが鳴っても
子供らは皆聞こえないふり

手押し車に座る老婆たちの
呑気な世間話はまだ終らず

もうこんな時間とあわてる
買い物帰りの主婦の自転車

家路を辿る時刻を照らして
髪や頬や手のひらを染めて

夕陽の包む柔らかい色彩は
あなたの体温の匂いがする


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 written:2018/02/18〜19
 photographed:2018/02/18
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6 コメント

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夕方 (なぎさ)
2018-02-21 20:25:22
風が冷たくない。
温かく感じるようになりました。

外でおしゃべりしても大丈夫!ね
Unknown (ミヤ)
2018-02-26 14:16:52
夕方の記憶ってありますね。
オレンジ色とぬくもりの匂い。

優しい詩ですね。
夕方が (かすみ草)
2018-02-26 16:26:40
明るくなってきましたね^^

ほんわかした言葉を使わずに
パステルカラーを表現できるのって
すごいなぁと思いました。
Re:夕方 (つかさ)
2018-02-28 23:04:19
なぎささま、こんばんは(^o^)。
いつの間にか最低気温が、氷点下を上回るようになりましたね。気候も三寒四温の時季を迎えつつあるようですね。

リコメが遅くなり申し訳ございませんでした。
Re:Unknown (つかさ)
2018-02-28 23:43:49
ミヤさま、こんばんは(^o^)。
秋夕の記憶が釣瓶落としなら、春夕の記憶は温もり返しでは?……と思う今日この頃、です。

中間色の優しさを表現してみました。
Re:夕方が (つかさ)
2018-02-28 23:59:39
かすみ草さま、こんばんは(^o^)。
ほんとに日が永くなってきました。お彼岸までもうひと月切っているんですね、早いなあ。

春といえば、『オレンジ色の夕暮れに染まる人々』、と思ったのです。わたしの詩は、ちょっとした連想ゲーム、みたいなものかな?、なんて、ね。

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