ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

燃えるカリフォルニア

2017-10-14 | アメリカ事情

ABCnews 

 

 

先週末発生した北カリフォルニア州ワインカウントリーの、サンタロサ・ナパ・ソノマ地方の山火事は、住宅街を焼き払い、ヴィンヤードやワイナリーを焼き、とんでもない災害となった。その規模は怖ろしく広域にわたり、被害もまた甚大である。すでに二桁の死者も出て、さらに数百人が未だ行方不明となっている。この大火からくる煙は私の住むところへも漂い、煤さえ見える。煙害がひどく呼吸器に問題のある人は、なるべく室内で過ごすよう警告も出されている。


http://www.trbimg.com/img-59e0f215/turbine/la-g-napa-sonoma-fire-perimeters-20171010/750/750x422


この山火事で私の勤める大学のすでに引退した教授夫妻も住宅、ワイナリー、ヴィンヤードと、全て焼失している。お二人はかろうじて避難したのだが、引退後の夢は、儚く壊れてしまった。そして命を失った方々が、これほどまでに数多いのも本当に残念でならない。

サンタロサが火災域にあると聞いた時、心配したのが、チャールス・M・シュルツ博物館とリサーチセンターだった。15年前に設立された所で、いつか訪れようと計画している場所である。今現在この建物は避難命令の出ている地域にあるが、建物は(まだ)大丈夫であるとニュースで聞いた。人命が失われ、数え切れない家屋・物が焼失している中、ピーナッツのようなことに、と思われるかもしれないが。

存命していたら、敬虔なクリスチャンだったチャールス・M・シュルツ氏自身は「私の漫画など気にかけないで、どうか犠牲者の方々のご冥福を祈り、被害者への慰め、必死に消火活動を行っている消防士の安全を思い、祈ってください。」と言うだろう。

彼のそんな声が聞こえてくるように感じる。私は、被害者救済活動に極力協力し、心から災害地の人々に一日も早く安寧が訪れ、消防士の無事を祈り、同時に降雨を願い、祈っている。頑張れ、カリフォルニア!

後記

Charles Schulzのサンタロサの自宅が焼けてしまった。未亡人は子供宅にいて無事であるが、Charles Schulzの生涯にわたった貴重な記録や作品は灰と化した。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Charles_M._Schulz_Museum_and_Research_Center

https://i.pinimg.com/564x/e7/e4/2c/e7e42c000bf9e5e3dbefb79419db2af0.jpg




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