東大SPH 入試説明会&入試情報 | 東大SPHを目指す貴方へ

東大SPHを目指す貴方へ

東京大学 公共健康医学専攻 (SPH:公衆衛生大学院)の卒業生有志による、入試対策法・学生生活・キャリアプランについて綴っているブログです。
東大ひいては日本国内でMPH(公衆衛生修士号)取得を目指されている皆様のご参考になれば幸いです。

東大SPHの説明会にご参加されている皆様、お疲れ様でした。

特に地方在住の方は上京するだけで時間と交通費がかさんでしまわれたかと思いますが、願書の入手 and 入試のモチベーションアップと言う意味では、そこまで高くない機会費用だったかと思われます。

願書出願期間は6月28日~7月6日までの間ですので、くれぐれもお忘れなきよう。

さて、あと3つほどお知らせがあります。


①歴代SPH受験者数・入学者数の内訳表
説明会開催とほぼ時を同じくして、東京大学の大学院の受験者数・入学者数の内訳が更新されたようですので、当サイトで配布している一覧表も併せて更新いたしました。

リンクはこちら

東大SPH設立以降全ての年度の人数の合計から計算すると、特筆すべき点としては、

・志願者に占める入学者の割合(≒合格率)は東大の学部出身者が67.3%に対して他大学の学部出身者が28.6%で、前者の方が2.36倍有利であること(95%信頼区間=2.02~2.74)

・志願者に占める入学者の割合(≒合格率)は社会人が34.4%に対し非社会人が32.3%で、点推定としては前者が1.06倍有利だが有意ではないこと(95%信頼区間=0.895~1.264)

ってとこでしょうか。


②日本国内SPHの募集要項リストが間もなく完成(つまり、まだ未完w)
また、今年SPH受験をされる方の中で、他大学のSPHを併願される方のために、各大学の試験日や試験内容、出願時に必要な書類などを分かりやすくまとめた一覧表を現在作成中ですので、もうしばしお待ちください。出来上がり次第、アップいたします。

ご参考までに去年のはこちら
(あくまで去年のデータです!!)



③前回記事の内容の追加事項
前回、医学部および医療界について、だいぶ辛辣なことを書きましたが、これが事実です。はい。

フォローとして申し上げますと、医療界は常にネガティブなことばかりでもないんですけどね。

重症患者さんを診断し、治療してそれが著効した時は「一人の命を救った!」と言う達成感を感じますし、患者さんやその家族と打ち解けあえた時は、人とのふれあいの温かさのようなものを感じます。はたまた、医師・看護師の言うことを聞かない、いわゆる「頑固爺さん」や「頑固婆さん」をなだめて、最終的に心を開かせた時は、ちょっと誇らしげになるものです(また、そう言うご老人に限って「ツンデレ」で可愛かったりするw)。

何より、こう言った一つ一つの診療行為が公衆衛生全体に僅かずつ寄与していくのです。

私があれだけネガティブなことを吐いたのは、テレビやドラマなどでは「カッコいい部分」を全面に出した、情報バイアスのかかりまくった放映しかされていない印象があるので、「良い面も悪い面も全て知ってもらいたい」という気持ちから、ネガティブな内容を重点的に書かせて頂いた次第です。

「医学部の学生の態度が悪い」と言うコメントについても、全大学医学部の学生の皆さんに今すぐに授業態度と実習態度を改めて貰いたいと思う一方で、教員側さらには大学の授業体系にも問題があると思っています。

このあたりについて語りだすと長くなりますので、後日改めて書かせて頂きます。

とにかく、全国の医学部受験生の皆さんには、自分が一生続けるに値する仕事なのかどうか、よく考えてから受験をして欲しいと願っています。

そして、医学部に既にご入学された方や既に医師になられた方で「臨床は自分には合わない」とお悩みの方、騙されたと思って公衆衛生の世界に入ってみてはいかがでしょう?

(って、結局、宣伝で終わるwww)










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