裏庭の植栽。ヤマボウシと人間株立ち?

午後2時。ヘーベルハウスの外構デザイン(ガーデンS)さんと現地で待ち合わせ。外構の確認を現地でしたいと、ガーデンSからの提案があった。

「階段はこの辺りまでです。ここから、玄関までのアプローチはこんな感じてS字カーブを描きます。」と図面を見ながら、手と体を使って説明してくれた。「今は、資材搬入用になだらかな階段を付けてますが、歩き難いと思います。」なだらか過ぎても歩き難い。これは以前、教えてもらった60cmの法則から外れているからだ。と、奥さんに知ったかぶり。

裏庭の植栽について

奥さんのリアクションがないまま、裏庭に移動する。今日一番の目的は、裏庭の植栽についてだ。ガーデンSは部屋に入り、色んな角度から庭の写真を撮った。「ピアノは、このあたりでしょうか?」奥さんも、エアーピアノを弾きながら「ここから、ヤマボウシが見えたら嬉しいです。」

植栽はヤマボウシ。大きさと植える位置のイメージはあるが、専門家の意見を聞きたかった。ガーデンSは方位磁針を胸ポケットから取り出し、「西南ですね。陽当たりもいいです。ただ、ヤマボウシに限らず、落葉樹は少し陰っている方がいいです。

ヤマボウシしか無い。そう思っていたが、問題あり?「山の木々は一本で立ってないですから。周りの木が適度に陰を作っています。でも、暗いよりはいいです。」こんな当たり前のこと、言われるまで気づかなかった。ガーデンSは続けて「水切れに注意すれば大丈夫です。」と、外に出た。

人間株立ちや!

「植える時に決めますが、このあたりでしょう。高さより、横に広がった木が見栄えします。」とガーデンSはイメージする場所に立ち、手を大きく広げヤマボウシになった。「ご主人様もここで、こんな感じで手を広げて下さい。」「!?」私も靴に履き替え、庭に出た。

奥さんはエアーピアノを弾きながら「人間株立ちや!めっちゃいい!」と大笑い。

今度は植栽を見に行く

これで3度目だが、担当者が変わったのでガーデンSとは初めて。楽しみだ。「では、ピッタリのヤマボウシを見つけに行きましょう。」と帰って行った。

「こんなに笑ったの、久しぶり。」と母を亡くしたばかりの奥さん。

「早く帰って、ピアノ弾きたい!」

 

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