日本体育協会 スポーツ指導者
日本バスケットボール連盟 公認コーチの
兒玉哲也こと ”てっちゃん” です。

 

今回は、教え子に”クセ”付けする方法を

伝授していきますね!

 

勝つ為の”クセ”ではなく”勝つ感覚の植え付け”

本来の意味です。

 

 

さて早速ですが、皆さんに読んでいるうちに

感覚的に「そうそう!」となって頂きましょう。

 

それは、私の実体験の話です。

高校での出来事ですが、入学後に入部した部活で

先輩たちの他校との練習試合や公式戦をベンチで

観ていてとても悔しい思いをしていました。

 

それは、先輩たちが こてんぱんに負けるからです。

毎日練習して、それでいて負け続けるからです。

 

実は、自分はその光景がきっかけで

小学生の頃の記憶から実体験がよみがえり

よみがえった記憶が鮮明になってすぐさま

先輩や監督に思いのたけを伝えました。

 

伝えた内容は

「1ヶ月でいいから県内トップの高校に

通ってその高校の練習メニューを交じって

こなすというものでした」

 

みな唖然としていましたが、【確かに!】と言ってくれた

のが当時3年生のキャプテンだったので早々と話がまとまり

監督がその高校に打診してくれました。

 

実際には実現したのは数週間だった記憶がありますが、

市大会でこれまで初戦敗退が常連の進学校が1年後には

中堅レベルになり、他校からも試合を申し込まれるように

なりました。

 

そして自分が3年のときには自分含め県代表候補が3名

も選出される高校になりました。当然県内トップを継続して

いたお世話になった高校と県大会準決勝で対戦することとなり、

結果は数点差で負け、県3位という成績にまで上り詰めました。

 

ちなみに、その相手校は全国大会でその年ベスト4まで行きました。

 

2年間で起きた実際の出来事です。

 

皆さんは、この実際にあった 母校の私自身のエピソードを

読んでピンときましたか?

 

 

私の恩師が、自分が小学生の頃にしてくれた実際のことを

私が思い出して、高校入学後に再度やってみたのです。

再現性100%ですよね!

 

 

指導者のコーチングもするようになった40過ぎの

今だから分析できていますが、当時は過去実績頼みの

咄嗟の行動だったのだと思います。

 

スポーツをしている以上、勝ちたいから・・・

 

その想いだけですね   恐らくは ・・・

 

 

では、どうして対象種目のトップ校に通って一緒に

練習するだけでレベルが上がるのでしょうか?

 

 

それは、人間の持つ適応能力が肝です!!


3流プレーヤーが、対象種目トップレベルのチームに

入れたとしたら練習に付いて行くのも技術的・体力的に

キツイと思います。

 

ただし、数日・数週間・数か月経つと

適応していて決してキツイ練習ではなくなって

います。集団のレベルに引き上げられる形に

なるのです!

 

子どもの頃、親から友達の質を問われる話を

されたことはありませんか?

 

イイ子と友達になりなさい!

悪い子とは一緒に遊ばないこと!  なんてね!

 

そう【染まる】からです。

 

これは人間が発揮してしまう

無意識な能力なのです!

 

 

もうひとつ具体例をあげると

ハイクラスの強豪チームが弱小チームと対戦すると

以外にも点差がつかない試合結果をみかけることが

あります。これは、強豪チームが相手のリズムや力量

に引っ張られて能力ダウンした状態で試合してしまう

からです。

 

もちろん負けはしませんが、大差で勝利することは

なかなか鍛えられたチームでないと難しいことです。

 

そう【染まる】からです。

 

 

じゃあ、この無意識に発揮してしまう能力を

逆手に利用したらどうでしょうか?

 

これが私自身が小学生で経験し

高校でもトライして結果を生み出した

トップレベルに【染まる】です。

 

 

タイトルにある ”勝ちグセ”の付け方ですが

単純に上記からの流れで考えて行動にうつせば

その後、選手たちに感覚として備わるモノが

この”勝ちグセ”です。

 

どんな対戦相手でもいいですが

強豪校や強豪クラブチームに勝つと即効で

選手たちに備わりますよ!

 

超越したモチベーションが植え付けられ

”勝ちしかみえない”選手たちが出来上がって

しまうのです。

 

一度このモチベーションが備わると試合に

負けると次必ず勝つ為には何が足りないかを全員が

死ぬ気で考え、行動が決まれば死ぬ気で努力

するような全ての行動事態が変わりますよ!

 

おかげさまで、自分は朝連前に筋トレをし

昼休みにも筋トレをし、授業後の練習前に

走りこみ、練習から帰宅して長距離を走り

日曜日の休みには近くのマンションの階段を

ダッシュ(7階建て)で上り降りと・・・

 

聞くとチームメイトもみんな

努力の鬼になっていましたね・・・

 

 

愛知県の小学生~高校生のバスケットボールが

強豪と言われる理由もそこに隠されています。

全国レベルのトップチームは必ず1ステップ上の学校

と多くの練習を共にしています。

 

小学生なら中学生と、中学生なら高校生と

高校生なら大学生という具合です。

しかも上の階級だけではなく

その階級の全国トップレベルとやっています。

 

バスケ王国愛知とは良く言ったものです。

 

素晴らしい指導者方が人間を心得て

確実な指導をされているからこそと考えます。

私の恩師もその一人です。

 

長く語ってしまいましたが

どの種目にもあてはまるのが

私が提唱している

人間とは?が重要視された指導法

である名付けて

 

【ECHO's 人間コーチング理論】だと

自負しています。

 

 

みなさんもどんどん外に行動を移して

他を知り他とともに歩むという活動に

着手してみてください!

 

 


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