俺はセフン
これでも結構有名なアイドルだ(笑)
今日は久しぶりのオフにもかかわらず
車の免許の更新に来た…
しかも朝が早い…面倒だな…まったく…

俺は目深にキャップをかぶり
サングラスをして全部の行程をまわり
残すは講習だけになった…

俺は1番窓側の1番最後の椅子に腰かけて
ぼお~っと窓の外を見ていた…
幸い今日はあまり若そうな人が
いないみたいでばれなくてすみそうだ

『はぁ~』

ん?何処からともなくでかいため息が
聞こえてきた
俺は気になってため息が聞こえてきた方を
見た…
彼女か…
ん?何処かで見た覚えが…
何処だったかな…エリの一人?
いや…違うな…



あ、彼女だ!

何年前だったかな…
俺が免許をとるために学校へ通っていた
ときかな…
凄く元気な彼女についつい
目がいってしまって
コロコロとかわる表情がたまらなく
可愛くて気になっていた彼女
ずっと見ていたから
彼女に睨まれたこともあったな…
その時すでに俺はデビューしてたから
凄く怪しい格好はしてたしね
かなり変な男だったと思う(笑)

しかし相変わらず…可愛いな…
そういえば俺よりも1つ年上だったよな…

そんな風に彼女を見ていると
彼女と目があった

彼女はビックリして前を向いたが
俺はそのまま彼女を見ていた


やっぱり可愛いな…
俺が気になるのにこっちを見れないで
前を向いて固まってしまっている彼女
そんな彼女を俺はサングラス越しに
ずっと見ていた…

講習も終り皆が部屋を後にするなか
俺はどう彼女と接点を持とうかと考えていた
俺は席をたち彼女よりも先に出ようとした時

『はぁ~格好いい』

ん?今のは彼女かな?
振り替えるとばつが悪そうに
口を両手で押さえている
その姿がまた可愛くて思わず口がほころぶ

やっぱり可愛いな…

もう彼女が気になって仕方がなくなった

俺は車まで戻ると彼女が車に乗るのを
確認した…
俺…何やってるんだろ…
これじゃストーカーじゃないか(笑)
でも気になるのは仕方がない
とにかくきっかけをつくるんだ

彼女の車が動くのを確認して
彼女の車の前に入った
後ろを確認しながらどっちに曲がるかも
見てわざと曲がってからすぐに急ブレーキ
をかけてとまった
案の定、彼女の車は俺の車にぶつかった

彼女が降りてくる


イエッス!
これで接点はできた
俺は嬉しくて顔が緩むのを我慢できない


コンコン
彼女が車の窓を叩いた

俺は窓を開けた

『あの…すいません…ぶつけてしまって…』

俺は心の中でガッツポーズをした

サングラスをわざと外して車の外に出た




俺は至って平常心を装い彼女を
お姉さん呼びして名刺を渡した

彼女の名刺もゲットして

俺は車に戻り

颯爽とその場を去った

車の中では顔がほころぶのを
止められなかったけどね





-セフンside終り-







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