ロック探偵のMY GENERATION

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沖縄、慰霊の日

2018-06-23 16:52:17 | 時事
今日は6月23日。

沖縄戦終結の「慰霊の日」です。

沖縄戦の終結からもう70年以上、沖縄返還から数えても40年以上が経ちますが……
沖縄では、基地問題が今なお続いています。

そこにいたるまでの経緯を考えると、沖縄は、単に“戦後”を引きずっているというばかりでなく、近代日本の負の側面を一身に背負わされてきたのだなあと思わされます。

その背後には、本土の側の偏見が横たわっています。

沖縄の経済は基地の収入に頼っている……というようなやつですね。

実際には、沖縄の経済のうちで米軍基地に関わる割合はごく一部でしかなく、基地がある場所に別の施設を作ったほうが経済効率がよい場合だってあるはずで、沖縄の経済が基地に依存しているとはいえません。

また、現状を容認する側の意見として、沖縄の米軍基地が戦略上重要だからということがあると思いますが、これも疑わしいですね。

戦略上の必要性から沖縄に米軍基地が集中しているわけではないということは、つとに指摘されるところです。

歴史的経緯をみると、激しい反対運動で本土にいられなくなった米軍が、まだ返還前の沖縄にとりあえず移転し、そのまま居座り続けている……という構図があります。

で、なぜ居座っているかといえば、居心地がいいからでしょう。
日本側が相当なお金を出してくれて、なにか事件が起きてもあまり大きな問題にならない、問題にならないどころか、日本側がなるべく大事にならないようにしてくれる……これでは、出ていきたくないのも当然です。

沖縄の状況を改善するには、この“おいしい”待遇をどうにかする必要があると思いますね。
そうでないと、いつまでも沖縄に過度な負担を押し付ける状態が続くことになります。それでいいわけはないでしょう。


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