遅くなりましたが今年はじめての城訪問レポートです。
戌年ということで犬山城をとりあげます。
犬山城は1537年(天文6年)に織田信康(信長の叔父)が居城として築城した平山城で、現存12天守、国宝4天守のひとつです。
犬山城の天守は現存天守の中でも最古といわれています。
戦国時代には城主はめまぐるしく変遷しましたが、江戸時代初期の1617年に尾張藩家老の成瀬氏が城主となると以降明治まで9代成瀬氏が続きます。
明治維新で廃城となり天守以外の建造物は破壊されました。
城は県の所有を経て旧城主成瀬氏が長い間所有し、日本で唯一個人所有のお城として有名でしたが、修復や維持管理に膨大な資金が必要となることから2004年4月に財団法人に移管されています。
二重の大きな櫓の上に、小さな望楼を乗せている典型的な望楼型天守です。
雲の切れ間から陽が差してきました。幻想的な眺めです。木曽川の手前が愛知県、向こう側は岐阜県になります。