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定年前に大学教授から保育園長に転身した「おじい」のブログです。誰にでも開放していますので、ご投稿も歓迎です!

スリスリグリングリンパキポキ by 久保田

2018-02-18 06:22:08 | 自由投稿
 昨年9月、突如として背中と腰がパンパカリンに張ってしまい、動く度に激痛が走るという状態になった。「サロンパスで何とかする」「アンメルツを塗れば治る」などといったレベルの痛みではなく、それこそ80歳くらいのお爺さん的姿勢と動きになってしまった。
 「こりゃ本気であかん!」と真剣に思い、家から車で5分のN整骨院へと出向いた。正直言うと、整形外科ならまだしも、「全身もみほぐし」とか「整骨院」というのをあまり信じていなかった僕だが、本当に「背に腹は代えられない」的状況だったのだ。
 N整骨院の先生はまだ若く(少なくともそう見える)、かなりのイケメンであり、そこでも僕はしつこく「大丈夫かなあ」と思ってしまったのだった。「う~ん、ヒドいですね~。背中が倒れて左に捻じれて筋肉が死後硬直しているみたいですね~」と言われ、午後8時からの時間外診療二時間を受けた。すると、あらま不思議、さっきまでの立っているだけで辛いくらいの痛みは和らいで、とりあえず日常生活には支障がない程度にまで回復したのだ。
 ローションをタップリと塗り込み、その下の張り付いてしまった筋膜を吸引して隙間を空けるという療法(筋膜吸引療法)らしいが、詳しいことはよくわからない。音的には「シューッポンッ」のくり返しで、痛みの場所にくると確かに、ベリベリと何かが剥がされている感覚がある。これだけで本当に良くなるのか?と思うのだが、良くなった。鍼でも灸でもカイロ何ちゃらでも良い、痛みさえ取れればそれで万々歳という点でいえば、このN整骨院は僕にドンピシャだった。
 畏友ホリコシ君は、鍼派である。月一ペースで、築地にある秘密の地下工場(アンドロイドか?)へと通い。全身凝り凝り状況の打破を試みている。かつての同級生コンビも既に還暦同士、あちらこちらに積年の無理が症状として出現するお年頃なのだ。要するに、爺さんなのだな。
 吸引が終わると、先生曰く「全身の骨を一回外して、正しくはめ直すんですよ」的揉み解しに入る。手足の指・足首手首・肘膝・肩甲骨周りに股関節と、グリグリ作戦が続く。ほとんど痛くはないのだが、何せ外して戻すので、「パキっ・ボキっ・グキっ」という音が続く。最初はこの音にビックリしたが、何せ気持ち良いのだな。
 とりわけ「いかんなあ」と思ったのが、肩甲骨と股関節だ。「身体だけは柔らかいね」と言われてきた久保田だが、歳を重ねるごとに運動量が減り、今やガチガチのゴチゴチ状態だ。なるほど、右肩がちゃんと上がらず、歩き方がしゃんとしないのは当たり前だったのだ。年を取るというのは、要するにこういうことなのだな。
 以来、「先生、ダメです。背中がパンパンです~」などと、十日を空けずにN整骨院に通っている。歯医者さんより真面目に通い詰めている。デスクワークが多いという仕事がら、すぐにまた捩れて倒れて硬直してしまうのだそうだ。若い頃はそれをはね返し、回復する力があったのだが、悔しいねえ、還暦とは、年をくうとはこういうことなのだ。
 お父ちゃんやお爺ちゃんを、どうか大切に。いてて・・・
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