2018年4月6日金曜日

自殺幇助について書き散らし

他所で言えないからココで書き散らし…

80近い死を覚悟した爺さんの自殺幇助で逮捕するなんて、犯罪として立件しようとするなんてどうかと思うよ。警察も忖度して、他殺ではないという確証さえ得たら不起訴で終わらすべきだと思う。

人生目一杯使って最後の最後まで自分の良識を社会に残してたら、病で体が思うように動かなくなって自裁すら覚束なくなってしまい、少しばかり手伝ってもらったって、その人の思想は毀損していない、と僕は思うよ。

三島由紀夫なんて、自分を信奉する楯の会の若者数名を巻き込んで市ヶ谷駐屯地を占拠してクーデター未遂をおこして割腹自殺した。その時に楯の会の森田必勝って人は三島由紀夫に追従して割腹自殺したぐらいだ。その三島由紀夫の思想をポジティブに捉えられる人なら、西部邁だって同じ様に、その残した物をポジティブに解釈して、その思想を紡いでいくべきだと思うんだ。

この今の日本の欺瞞を批判して正当性を語るなら、その欺瞞に守られて生きる僕らもまた欺瞞でしかなくて、最後はその欺瞞に体当たりでぶつかって砕け散るしかなくなってしまうのよね。三島由紀夫の演説の最後のセリフは、「諸君の中に、一人でも俺といっしょに立つ奴はいないのか」と自衛隊員達に呼びかけても野次しか帰ってこないのを見て自決していった。勿論本当にクーデターを起こせるなんて、彼自身信じてたわけでは無いはと思う。


昨今でこそ、この三島由紀夫の行動をいくらかその意味を解釈する人たちは表れて来ているかも知れない。でもその当時は「右翼かぶれの作家が自分の美学に殉じて華々しく死ぬなんて、馬鹿なことをしでかした」みたいな風潮だったらしい。僕も伝聞でしか知らないけど。


実際見てみれば分かる通り、当の自衛隊員達さえもが三島に対して激しく野次を飛ばしてる。やはり当時はそういう風潮だったんだろうね。言うまでもなく左翼全盛期だし。

西部邁の死にしたって、今の僕らじゃそれを理解できるようなものではなくて、なおかつどう解釈していくかはこれからの僕ら次第なんじゃないのかなぁ。

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