気まぐれな管理人による雑文サイト。Web小説「Rebirth」連載中 (笑)

岡崎倫典 「珠玉のメロディ20」

2017年10月1日  2018年4月18日 
先日も書いた岡崎倫典さんの新刊が、Amazonから届いていた。
荷物をコンビニで受け取って、ホクホクしながら自宅に帰ってきたbellです (コンビニ受取って便利。笑)

こちら↓
「フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 珠玉のメロディ20(Amazon

さっそく師範演奏CDをiTunesに取り込んでヘビロテしながら聴いている。
収録されている曲目は知っていたんだけど、こうやって聴いてみると倫典さんの守備範囲の広さには毎回驚かされる。
先日のライブで披露してくれた「デイドリーム・ビリーバー」に始まり、グループサウンズ(GS)、演歌歌謡曲、J-POPからクラシック、童謡まで。
スピッツの「ロビンソン」の次に谷村新司御大の「昴」が収録されている辺り、まさに闇鍋ごった煮なラインアップが凄い (笑)

師範演奏CDを聴いているだけで、自然と歌の世界に惹き込まれてしまう。
倫典さんの奏でるアコースティックギター一本で、数々の楽曲の世界が再現されている。
誰も歌っていないのに、まるで歌っているように聞こえる不思議。
この「リンテンマジック」こそ、アコースティックギターの名手、岡崎倫典の真骨頂と言えるだろう。
長いキャリアを持つ倫典さんだからこそ書けるライナーノーツも必読の一冊。

特筆すべきはそのアレンジ。
倫典さんのアレンジは、音楽の基本にすごく忠実なアレンジなのだ。
素人目にもコードの中に、ベース音とメロディとハーモニーを重ねているのがよく判る。
原曲の雰囲気を壊さないように親指のベースラインが複雑な曲があるが、それでも基本から逸脱しないのが匠の成せる業と言えよう。

かと言って、逆立ちしても弾けないほど難解なアレンジではない。
ゆっくり指使いを確かめて少しずつ基礎練習を繰り返せば、必ず弾けるアレンジなんだよね。
多くのフォロワーを誇るのが押尾コータローとかトミーエマニュエルなんだけど、彼らは雲の上の領域で弾いていて、正直とても弾ける気がしない (笑)

ギター弾きでない方も、師範演奏CDだけで2,160円の価値は充分ある。
全国書店ではお目にかかることはないのですが、見かけたらお手に取ってみてください。
楽譜関係は絶版になると入手が非常に難しくなってしまうので、この機会に是非。
確実に手に入れるならAmazonからの購入がおすすめです。(Amazon


編集後記的なもの:
冒頭の「デイドリーム・ビリーバー」からジョンレノンの「イマジン」に至るまで様々な楽曲が収録されているが、たぶん本書のテーマは「夢」なのだろうな。
音楽には夢がたくさん詰まっているんだよ。

なんだか、こう聴いているだけで血がたぎりますな (笑)
弾いてみたい曲がたくさん収録されている。
最近ちょっとご無沙汰してしまっているけど、またギターの弦を張り直そうかな。
ピックアップの電池も交換しないと。

いろいろ書いていたら、また倫典さんのライブに行きたくなってしまった。
倫典さんが近場に来る時を狙って、年内にもう一回ぐらい会いに行ってみようと思う。

岡崎倫典HP http://www.rynten.com/
岡崎倫典ロングインタビュー https://www.rittor-music.co.jp/pickup/detail/13855/
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bell(@bellstown21
いろんなこと書く人。比較的なんでも食べます (笑)
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