Q
지독하게と치열하게の違いはなんですか?
A
あ、日本の方にはこの二つの単語が曖昧に感じられるのですね。両者は結構ニュアンスの差がある言い回しです。
지독(至毒)하다:ひどい、ものすごい、はなはだしい、あくどい、粘り強いなどなど・・・意味合いのスペクトルがとても広い語です。
치열(熾烈)하다:勢いなどがものすごく猛烈
おもに戦争、競争、戦いなどの様子が物凄く激しい、熾烈ってふうに用いられる。
なので基本的にこの二つの単語は意味的に重なる部分は殆どない、全然違う単語だと見てもいいですが、場合によってはニュアンスが似ていることもあるにはありますね。
例えば
정말 치열한 전투였다 / 정말 지독한 전투였다
この場合「지독한 전투였다」には、思い出したくない!的な、感情移入がされていると言えますが、それに比べて「치열한 전투였다」は割に客観的って言いましょうか、自分の感情は入っていないあるいは少ない感じですね。
그녀는 치열하게 살았다 / 그녀는 지독하게 살았다
この場合「치열하게 살았다」は「一所懸命」「死力を尽くして」って意味に近いですが、
「지독하게 살았다」は「あくせくと」「がめつい」「あくどい」というニュアンスが強いです。
韓国人にはごく普通に使い分ける単語ですが、いざ説明しようとしたらなかなか難しいですね。
つまらない説明で申し訳ありません。