この度中国の北京を初めて訪れたわけですが、早速驚いたことが幾つかありますので、今回はそれらをご紹介したいと思います。
あくまで私の個人的な感想ですから、一般論だとは思わずにお読みください。
北京にやってきてまず初めに驚いた20のこと
- 行列ができていて空港での入国審査に時間がかかる。
- 空港で入国審査の行列を見る限り、外国人の中では白人の訪中者の割合が高い。
- タクシーの運転手がシートベルトをしていなかったりタバコを吸いながら運転していたりする。
- タクシーの後部座席ではシートベルトが使えないので、使いたい場合は助手席に座る必要がある。
- シーンを問わず料金の支払いの際には、現金も使えるけれどスマホのアプリを使った電子決済の方がはるかに一般的。現金を一切持たなくても問題なく生きていける。
- 北京は超広い。
- 噂通り空気が汚い。
- トイレの個室は和式であることも多い。
- その辺にやたらと警察官がいる。
- 地下鉄の改札付近には空港にあるようなX線のスキャナーがあり、バッグ等は毎回そこを通す必要がある。
- 食べ物の味は値段次第。日本人的に美味しいものは高い。
- 庶民的なレストランでは席に着くとまず飲用のお湯が出てくる。
- 冷たい飲み物はみんな絶対に飲まない。
- 日本車は比較的少なく、現代やフォルクスワーゲンが結構多い。タクシーの多くは現代。
- 給与水準の低さを考慮すると物価は明らかに高い。
- 飛行機に乗ったことがないという人がたくさんいる。
- みんな日本のことをほとんど知らず、そもそも興味すらない。
- 中国人的には北京は憧れの場所。ここにいる人たちは北京に住んでいることを誇りに思っている。
- みんな他人のことには関心がないので、日本社会のような閉塞感がなくすごく気楽。
- みんな家族と仲が良く、家族で過ごす時間をものすごく大切にしている。
日本に興味がない中国人
上で挙げた20項目のうち、個人的に特に衝撃的だったのは、日本に関心がない人があまりにも多かったことです。
例えば、同僚数人と一緒に食事に行った時の話なのですが、最初に箸が出された時に、心配そうな顔で「箸は使えますか?」と聞かれたのです。いろいろと聞いてみてわかったのは、みんな日本に行ったことがないどころか、そもそも日本のことをほとんど知らないということです。
よく欧米人は日本がどこにあるのかすら知らないという話を聞きますが、外国人からしたら日本なんていうのは本当にその程度の存在なのかもしれません。国土も狭いですしね。
言うまでもなく中国が嫌いな日本人はすごく多いわけで、私も中国移住が決まった際にはいろいろと心配でした。しかしながら、実際に来てみたらこの有り様です。連中からしたら、私なんてただの外国人の一人にしかすぎないのです。
何が言いたいのかというと、自分も含め日本人はちょっと自意識過剰なのかもしれないということです。歴史的にいろいろあったのは事実ですが、もういろんな意味で時代が変わったのかもしれません。
あとは、ここには野心家が多いというか、みんな仕事上の成功を追い求める気持ちがすごく強いような気がします。言い方を変えると、若い社会人たちがすごくエネルギッシュなのです。彼らに比べると、最近の日本の若者は保守的というか、すごくコンパクトにまとまってしまっているような気がいます。この辺は今後の日本社会にとっても重要なポイントになるのでは、、、なんて感じています。
ということで以上、今回は移住後間もない現時点での私の素直な感想をご紹介させていただきました。
それにしても、「違い」って面白いですね。まさにこれが、違っているからみんないい、ってやつなのだなと。
我々は我々の道を行けば良いのだと思うけれど、他者の良いところから学ぶのもまた賢い人のやり方なのかなと。ここでの生活を通して、いい感じに生きるための人生のヒントをいろいろと得られたらいいな、なんて思っています。