登山時の汗冷え対策にはコレ finetrack スキンメッシュ レビュー

ファイントラックのスキンメッシュは前回紹介したサポートタイツと同じく、長年愛用している登山時のマストアイテムの一つです。

これの何が良いかというと「汗冷え」の緩和に最適だというところです。

とても軽く着用感もあまりなく、通気性も良いのでシーズンを問わず使用できるのも大きな魅力の一つです。

登山に限らず、あらゆるスポーツ時に使えますが特に登山のように大量に汗をかき、長時間行うスポーツに向いております。

また、グローブ用のものも発売しており、そちらの方も試してみたところ指先の冷えが解消されました。

パワーメッシュインナーグローブ

パワーメッシュインナーグローブ 手先の冷えに効く魔法のグローブ

2018年12月6日

スペック

適度な保温力、汗抜けの良さ。

そして強力な耐久撥水加工(100洗80点以上 JIS-L1092法)が施されており、ウエアが濡れても保温性に大きな変化が起こりません。

着用することで汗で濡れたウエアが直接肌に当たらないため汗冷えを防ぎ、汗が体に残らず嫌なニオイも軽減します。

外観

外観は生地の薄いシャツそのもの。

スキンメッシュ スキンメッシュ

首回り

スキンメッシュ

生地のアップ。

やや大きめの穴が均一な間隔で空いておりますが、これが繊維の表面で汗を弾き肌のドライ感を持続させてくれます。

スキンメッシュ

使用感

私が特に汗っかきなこともあると思いますが、汗冷えは100パーセント感じなくなったというわけではありません。

風が吹いたり、ザックを背負い直したりするとやはりヒヤっとします。

特に大量に汗をかく真夏だと撥水機能が追いつかない時もあります。

ですから汗冷えに関しては完全ではないのですが、それでも何も着用しない時とでは天と地ほどの差がありました。

汗冷えはただ不快なだけでなく体温を奪い、低体温症につながることもありますがこれは低体温症になるリスクを防いでくれる効果もあります。

ですが保温性は個人的にあまり感じませんでした。

生地自体が薄いのでここはあまり期待しないほうが良いと思います。

臭いに関しては問題無し、大量に汗をかく夏場でも嫌な臭いは感じませんでした。

ミレー ドライナミックメッシュと比較して

ミレー ドライナミックメッシュとはスキンメッシュと同じコンセプトのドライレイヤ−です。

これに関しての記事はこちら。

ミレー ドライナミックメッシュ レビュー 予想以上の快適さ!

2017年9月6日
あるのは吸水効果であり、撥水効果ではないのです。
一方のスキンメッシュは吸水効果はなく、撥水効果があります。
速乾性なので吸水した汗はすぐに乾く理論ですがやはり夏場だと速乾が追いつかなくなります。
また、スキンメッシュと比較して生地が厚めなので保温性があり、そういった意味でも夏場は不向きだといえます。
逆に秋から冬にかけては保温性のあるこちらの方が適していると言えます。
どちらも優れた商品ですので、季節によって近い分けるのが一番ベターだと思います。
また、形状からいってドライナメックの方はやたら脱ぎにくいのですが、スキンメッシュの方は普通のシャツと同じ感覚で脱ぐことができます。
それから生地が厚めということから明らかに、ドライナメックの方が重さがあります(それでも気になるほどの重さではありませんが)

まとめ

上記でも少し触れましたが、ただ汗冷えによる不快さを軽減してくれるだけでなく低体温症から身を守る意味でもこのアイテムは重要な役割を果たしてくれます。

汗かきの方は劇的な改善はないかもしれませんが、それでも使用前と使用後とでは明らかに違うことを感じられると思います。

少しでも快適に、安全に登山をしたいのであればマストなアイテムといえましょう。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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