結局ケアレスミスはADHDの宿痾みたいなもんゆえに対策は単純対症療法しかないよなぁ
というわけでまずはこいつをご覧頂きたいのです。
私は「読解力？HAHAHAザッツマイ得意分野！」と言いながらチャレンジして華麗に間違えたのです。
そこそこ注意深く読んでたはずなのに……憎むべしアミラーゼ……。
しかしこれは読解力の問題なのか、と考えた時に、「どこを間違えたか正答を見てすぐ理解出来たなら、これケアレスミスかなぁ」と思ったのです。
ADHDの特性のせいか、それとも私が元来すっぽ抜けてるのか、まぁ両方なんですけど、昔から現在までケアレスミスはとにかく多い。
テストの見直しってすごく苦手で、やってるとイライラするし見落としも多いんですよね。大学受験のときは流石に見直しましたけど。できる限り。人生というか、実家出られるかどうかが懸ってましたので超頑張った……。
今もケアレスミスは割と多くて、提出直前にチェック担当者から戻ってきて泣いたりしますが、まだ若干不慣れな作業だと見落とすんですよね。入社半年だし！仕方ないことにしよう、うんうん！
というわけで、ケアレスミスをなくす方法を簡単に言いますと、
知識と経験を身につけて、作業をマニュアル化と習慣化する
しかないんですよね。
言うのは簡単だけど行うのは難しいやつです。
でも例えば最初の問題は、ちょっと理科の知識をちゃんと得ていれば、読解でミスしても解けるんですよね。問題文関係なく。
もちろんこの問題を解くのに本来は理科の知識は必要ないのですが（本文に必要なこと全部書いてあるからね！）「読解力だけで解ける問題」でミスするなら、「知識で補助する」というのは有用な対処です。
あとは経験。まぁ経験も知識と同じ記憶分野ですが、知識とは別方面からサポートしてくれます。ミスした記憶があれば同じミスをしそうなとき気付いたりとか。
マニュアル化とルーチン化は、定期的に同じ作業をする場合はすごく有用なんですが、むしろ日常生活に導入できるとかなり遅刻確率が減ります。コツは「特定の動作をした時間」もしくは「タイムオーバーと判断する時間」で選択肢を作り、その選択肢には基本的に従うことです。
例えば私は朝「8時40分には気がつくように時計を注意しておく」からスタートし、「48分には必ず着替え始める」というチェックポイントを用意しています。これを満たした場合、だいたい54分のバスに乗れます。
身支度どんだけ適当なんだよとか気にしない。職場で怒られなければ正義です。
んで、「9時までに動けなかったら9時30分を目安に、10時までには必ず欠勤連絡をする」で欠勤モードに移行します。
さらに54分のバスを逃すと9時のバスになってしまうので、最寄り駅につくのが9時45分になります。なのでこの地点でバスを降りたら早足、何なら走る、買い物はしない、が確定。
54分のバスに乗れた場合は、だいたい座れるのもあってゆったりできるので、何も考えずに終点まで行きます。途中で時間を見て、40分より後に到着しそうな場合は買い物をしないで直行するようにします。
40分より前に到着したら、必要に応じて買い物をします。買い置きの昼用クリーム玄米ブランがなければドラッグストア、眠くてコーヒーが欲しければコンビニ、他のものも含めて特になければだらっとそのまま会社に向かいます。
で、会社到達地点で58分を過ぎていたら、先に打刻。
それより前ならロッカーに荷物を入れてオフィスフロアへ行きます。
以上。
何が言いたいかと言うとですね。
ここまで場合分けすれば私ですらギリギリ遅刻しないってことです！
欠勤は半年で17日キメましたが、遅刻はバス遅れ1回とコンビニに財布を置き忘れた1回のみです。すごい。
逆に言うとここまでやってようやく遅刻しないで済むのが私の障害特性です。しかもこれを組むのにほぼ半年かかりました。
遅刻は何とかせずに済んでたけど、走りすぎて運動喘息でずっと咳してたことならあった……。
ケアレスミスの多い発達障害の方へ。つまり結局は1つ1つの事象について、対症療法で何とかするしかないです。
そしてこういう苦労をしたことがなく、結局は怠けてるんじゃないかと思ってしまう定型発達の方へ。遅刻ギリギリで駆け込んでくる発達障害の人は、このプログラムを頭の中で全力で走らせることで、何とか遅刻していないのかもしれません。皆さんはきっとこれをバックグラウンドで回してると思いますが、少なくとも私は他の動作が止まりかねないくらい頑張って回してます。
それでも通勤は単純作業だからまだ止まらずに済む。
ゆえに創作活動の締切が一番怖いのでした。それでは！
