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posted by fanblog

2017年09月22日

大腸CT(CT colonography)検査における穿孔の特徴 〜やはり大腸CT検査は安全だった!!〜

おはようございます!
2018年10月8日(日)に郡山でシンポジウム増えている大腸癌 診断と治療における最新の進歩」が開催されます。
大腸がんの最新情報が満載です!!
是非、ご参加ください!


第11回消化管先進画像診断研究会 (GAIA)をメディカルアイ様に取材していただきました!
ありがとうございます!!





PubMedから、今日のつぶやき − 77 −

Nagata K, et al. Adverse events during CT colonography for screening, diagnosis and preoperative staging of colorectal cancer: a Japanese national survey. Eur Radiol. 2017 Jul 3. doi: 10.1007/s00330-017-4920-y. [Epub ahead of print]



システマティックレビューによるメタアナリシスでは、
内視鏡治療を伴わない大腸内視鏡検査による穿孔頻度は0.04%でした。

一方、システマティックレビューによるメタアナリシスによる
大腸CT検査に伴う穿孔頻度は0.04%と内視鏡と全くの同頻度でした。

ちなみに、日本の大腸CT検査に伴う穿孔頻度は
メタアナリシスの3分の1程度である0.014%でした。

大腸CT検査は大腸内視鏡検査より安全といわれてきましたが、
なぜ、内視鏡検査と穿孔率が同程度なのでしょうか?

この理由は、今回の日本の全国調査、およびシステマティックレビューにおいて、
Discussionで考察されています(本論文ではDiscussionの3段落目に記載)。

大腸内視鏡検査では、患者さんの症状(痛みや発熱など)がなければ、
腸管外ガスを検出するのは事実上困難です。

一方、大腸CT検査ではフリーエアの存在が少量であっても、その検出は容易です。
ですから、大腸内視鏡検査では腸管穿孔の頻度が実際より低く算出されているのだろうと考えられています。

日本を含めた今までの世界の偶発症調査では、大腸CT検査における穿孔例の多くが、
無症状であったり、外科治療を要さず安静加療で改善していることからも、
この理由は支持されますよね。

さらに、欧州の大腸がん検診ガイドラインにあるように、大腸CT検査の適応は
「大腸内視鏡検査の実施が困難な症例」
つまり、高齢者であったり既往症が多くあるような比較的虚弱な患者さんが対象となっています。
大腸内視鏡検査の偶発症調査とはその対象者の背景が異なる(バイアスがある)可能性があるわけです。

臨床的に意味のある大腸穿孔の頻度で比較すれば、大腸CT検査はより安全な検査といえるでしょうね。
ご高齢であったり、虚弱であったりしても、安全に実施できるということです。

いかがでしょうか?
明日からの大腸CT検査の検査説明に、是非、ご活用ください。

さて、「大腸CT検査の日本の実態全国調査」論文のご紹介は次回で最終にしたいと思います。
次回は、つぶやき恒例?のリミテーションについてです。
今回の全国調査は大変意義深いものではありますが、研究の多くがリミテーションを有します。
そのリミテーションとは何でしょうか?
皆さんも是非、お考えください。

それでは、また〜〜


★★重大ニュース!!━━━━━━━━━━━━━━━
日本消化器がん検診学会とGAIAの共催で実施した
「大腸CT検査の実態全国調査【臨床研究 GAIA-03】」
が放射線領域の代表的なジャーナル
「European Radiology(2016 Impact Factor: 3.967)」
に掲載されました!!
https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-017-4920-y

PubMedにも掲載済みですよ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967

委員の先生方に大変」ご尽力いただきました。
ご協力いただいた施設の医師や技師の皆様にも感謝です!
皆さま、本当にありがとうございました!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★





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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<腸管前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。

<腸管拡張>
・右側臥位は最適な腸管拡張を得るためのベストポジションである。
・炭酸ガス自動送気装置は良好な腸管拡張を得るのに有用である。
・ブスコパンは腸管拡張の改善に寄与しない。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。

<受診者の受容性>
・患者さんの苦痛度は炭酸ガス自動送気装置の使用やブスコパンの使用は影響しない。

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。
・術前検査目的の大腸CT検査の穿孔率は0.028%。
・検診目的の大腸CT検査の穿孔率は0.003%。
・精検目的の大腸CT検査の穿孔率は0.014%。
・穿孔率は術前検査目的に比べて検診目的で有意に低い。
・穿孔症例の81%では外科治療が不要。
・自動送気装置の使用は穿孔のリスクを低減する。





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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、自身の業務が膨大になってきたこともあり、残念ながら永続的に続けることは困難な印象です。
一方で、学会で認定制度の設立に向けた動きが活発化してきました。
そこで申しわけありませんが、読影トレーニングの個人的な実施は今年一杯までとさせていただきたいと思います。。
トレーニングのレポートの受付と解答送付は今年一杯までとさせていただきます。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。



原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967


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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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