AARRRモデルとは

ネットショップなど会員を集め

収益化を目指すホームページで、

よく見られる成長戦略です。

 

基本的には、アクセスを集め、

再訪を促し、利用率を高め、紹介制度で拡散し、

収益最大化を目指す、というものです。

 

・Acquisition:アクセス数を増やしたり、 

        ページを見てもらうなど、 ユーザーと接触する局面
 

・Activation:登録してもらうなど、会員になってもらう局面
 

・Retention:さらに利用してもらうなど活性化局面
 

・Referral:登録者が知人に紹介するほどになってもらう局面
 

・Revenue:収益化を目指す局面

 

AARRRモデルで重視する指標


AARRRモデルは
成長戦略を重視するホームページであれば、
自然とその施策を打っているケースも多いものです。
 
いっぽうで、それぞれの施策にあった指標をチェックし、
それらを向上させるにはどうすればいいのか、
そもそもそれらの数字を取るには
どうすればいいのかを腐心します。
 
Googleアナリティクスなどの
アクセス解析ツールだけでは

取れない数字が多いものです。

商売の基本であるロイヤルカスタマー戦略

ビジネスの基本とも言える戦略で、
日本でも古くから商いで言われている考え方です。
 
紹介をしてくれるような人を
上得意客(じょうとくいきゃく)と呼び、
とくに儲けさせていただけるお客様
として重視してきました。
 
とくに アプリなどで利用者を集め、
ビジネスとして収益化を目指す動きが
活発化してきたころから注目されはじめてきました。

上得意客に紹介してもらうような仕組みは、 
Twitterなどのソーシャルメディアと相性がよく、
成長エンジンとして広く利用されることになりました。

リーンスタートという、シンプルな構成や
機能からはじめ、登録のメリットを
わかりやすくするという
新規事業立ち上げのトレンドにもマッチして、 
AARRRモデルは広がっていきました。
 

グロースハックとは


AARRRはその成長戦略から、
その成長施策( グロースハック)が注目されてきました。
上得意客が紹介者をよび、
さらに成長を加速させる=レバレッジという手法が
広く知られることになりました。
 
そのインパクトから、 グロースハックという
言葉がひとり歩きした時期もあったほどです。
 
AARRRモデルの事例としては、 
グロースハック(成長戦術)の事例と
ほぼ同義にとらえられることも多いです。
 
以下に有名な事例とその手法を掲載します。
とりこめそうなところはぜひ参考にしてください。

また、海外の事例が多いように感じるかもしれませんが、
ソフトバンクのように、
国内でもすでに多くの企業が取り組んでいる戦略です。
規模に関係なく参考にできるところがあるはずです。

 

AARRRモデルの事例

 

1.Dropbox(ドロップボックス)
 
インターネット上のサーバーに
データをバックアップ(正確には同期)してくれるサービスです。
 
会員獲得の成長期に、 
Twitterなどで紹介して
そのフォロワーが登録してくれたら容量アップ
などとし、またたくまに会員増を達成しました。

2.Airbnb(エアビーアンドビー)

空いている部屋を貸し出したり、

そういった部屋を見つけたりする、

旅行支援ホームページの

Airbnb(エアビーアンドビー)です。

 

貸部屋を登録すると、

他の大手ホームページに自動投稿される仕組みをくみこみ、

多くの露出をはたしました。

 

3.紹介 キャンペーン

通信キャリアやプロバイダなど、
会員が増えれば増えるほど
収益増が期待できるビジネスでは、
紹介 キャンペーンなどでも多額のコストをかけ、
常徳客を刺激します。

他には化粧品の無料サンプルプレゼントなど、
リピートが期待できるビジネスでは、
顧客を次の次元にひきあげる施策には
コストをかけてでも、成果を追求することが重要です。
 
 
本日はここまで☆

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