エンジニアが学んだことをお伝えします

AX アックス/伊坂幸太郎 を読んで。家族の物語と父親と。

2018-01-21Book

AX アックス」伊坂幸太郎著を読み終えた。

本屋をブラブラしていたときに見つけて衝動買いしたもの。紙の本もたまにはよいなと思う。

伊坂さんの小説はテンポが良くて、人間味あふれるキャラクターが主役となり、日常から大きく離れることなく非日常を体験させてくれる。今までも何冊も読んできたけれど、今作もとてもよかった。

概要

主人公は恐妻家の殺し屋「兜」。そしてその家族が話の中心となる。

殺し屋として仕事をしている兜も、妻と子供を持つ父親。妻には頭があがらず、機嫌を伺いながら常にいかに事を荒立てずにすますかを考えている。

一方で裏の仕事を受けながら、父親として殺し屋という仕事を続けていてよいのか、葛藤を抱える日々。

家族のために多くのことを考える父親。途中からラストまでは一気に読み切ってしまったほど続きが気になる展開。

読後の感想

最初から中盤までは正直あんまり読み進まなかった。淡々と話しが進んでいく感じ。ただ、主人公と奥さんの会話、子供とのやりとりがアイデアたっぷりで、共感できる部分もあって可笑しかった。

途中から話が動き出し緊迫感も増していく。そこからはあっという間。

 

伊坂さんの物語は家族が出てくることが多い。そして優しさに溢れている

子供ができてからこの本を読んだので、より心に響くものがあって。

ラストもとてもいい。内容はもちろんここには書かないけれど。

 

世のお父さん方にぜひオススメしたい一冊。

(もちろん誰でも楽しめる小説ですよ。)

おわりに

久々に小説を読んだけど、あらためてたまには小説も読まないとなと思った。

小説は心の栄養になるというけれど、その通りだと思う。

日常では感じることができない感情を得ることもあるのがステキですね。

 

AX アックス@Amazon
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Yo
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