「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

Londonにて

2018-06-15 | 2018年イベント
家族が欧州旅行で英国へ来たので、15日から私もロンドン Londonへ会いに来ています。

英国北アイルランド首都ベルファスト Belfastから飛行機で1時間15分くらいの距離ですが、格安航空会社 LCCで航空代をケチると郊外の空港を利用することになるため、移動には結構な時間がとられてしまいました。朝出たのに、ロンドンに着いたのは昼近くです。
私の指導教官は様々な用件で毎週のようにロンドン出張しているのですが、こんな移動をいつもいつもよくやっていらっしゃるものだと、ちょっと感心してしまいました。

ということで、久しぶりにロンドン散策をしました。
日本と往復する時にいつもヒースロー空港を経由しているので、ロンドンに来た回数はそれなりに多いはずですが、あまり街中を真面目に観光した記憶はありません。昔、オックスフォード Oxfordを訪ねた時に、数日間ロンドンに滞在したことがありますが、たぶん観光らしい観光はその時くらいだけでしょうか。
観光客なのか、地元民なのかは判りませんが、かなり日本人の姿を多く見かけました。やはり、在英日本人の多くはロンドンに集中しているのでしょうかね。

上の写真は聖マリア病院 St. Mary Hospitalです。
この病院はアレクサンダー・フレミング卿 Sir Alexander Flemingによってペニシリンが発見された場所として医学史に名前を残しています。彼のペニシリン発見にまつわる逸話は世界に広く知られており、アオカビが黄色ブドウ球菌の培地にたまたま付着したという話は有名ですね。その後、ハワード・フローリー博士 Dr. Howard Floreyとエルンスト・ボリス・チェーン博士 Dr. Ernst Boris Chainのオックスフォード大学のグループによって、ペニシリンは精製、製薬化されて、第二次世界大戦において英国含む連合国側の勝利に大きく貢献したとされています。1945年にこの3人はノーベル生理学・医学賞の栄誉に輝きました。
言うまでもなく、ペニシリンは世界で一番最初の抗生剤です。ここから人類と病原菌の絶え間ない争いが始まったと言えるでしょう。そのような歴史的な場所というのがロンドンには多くて、あちこち見て回るのはやはり面白いですね。

 


ベイカー街 Baker St.を通ってシャーロック・ホームズ博物館に足を運びました。思ったよりも小さい博物館でビックリしました。その後は、ハイド・パーク Hyde Parkへ。地図で見るよりも遙かに広く感じる公園です。ロンドンの公園と言えばハイド・パークですが、私は生憎の花粉症で、公園には長く滞在できませんでした。おそらく芝か何かの花粉だと思うのですが、ちょっと無念でした。

まあ、一言でいうと、観るべき場所が多過ぎです。
さすがはロンドン。


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