紀元前7世紀頃になると、
神話のストーリーが、美術(絵)の主題として
取り入れられるようになります。
(それ以前は、幾何学的な模様などでした)
一般の民衆においても
文字が一般化する前の時代においては、
絵、つまりイメージを介することが
神話のストーリーを
より具体的に想起することに つながりました。
現在、私たちが見ることができる
古代ギリシア時代の美術作品は
おもに、壺に描かれた絵(陶器画)、
もしくは、大理石彫刻や、
青銅像、(一部の壁画)などです。
なにはさておき、壺絵!
<陶器画の例>
2013年 ルーヴル美術館展 地中海四千年のものがたり
図録より引用
古代ギリシア時代の大理石彫刻といえば
有名なのは、
これとか、
(サモトラケのニケ:紀元前190年頃)
これですね。
(ミロのヴィーナス:紀元前130年頃)
いずれも、発見されたのは、
1800年代半ば。
制作されたのは、
ギリシア時代の終わりの方(ヘレニズム期)です。
ちなみに......
私たちが「絵画」と聞いてまず連想する、
いわゆる「キャンバス」に描かれた油絵が登場するのは、
まだまだ、ずっと後のこと(15世紀後半頃から)です。
=つづく=
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