我が家は今年、2人目が誕生しましたが、それまで、上の子は9年間ひとりっ子でした。
子育ては人数が増えるほど大変と思われがちですが、長女をひとりっ子として育ててきた9年間、ひとりっ子ならではのしんどさもありました。
今回は、私が感じていたひとりっ子育児のしんどさや良さについて書きたいと思います。
Contents
ひとりっ子育児でしんどかったこと
何をして遊べばいいかわからなかった
私は大人になるまで小さい子と関わる機会がなかったこともあり、正直、子どもと遊ぶのが苦手でした。
子どもと一対一で、どう過ごせばいいのか、何をして遊べばいいのかがわからず、毎日の過ごし方がいつも悩みの種でした。
2、3歳になると子どもから遊ぼう遊ぼうと言われ、遊びに付き合うのですが、何回も同じことを繰り返したり、お人形遊びで相手役をしたりが、私自身楽しむことができず、ずっと付き合うのがしんどかったです。
かと言って、放っておくわけにもいかず、
いったい一日どれくらい遊びに付き合ってあげたらいいんだろう?
と、いつも戸惑いの気持ちがありました。
これがもし、きょうだいがいれば、子ども同士で遊んでくれるんだろうなあ、とよく思っていました。
密度の濃さ
ひとりっ子は、親の愛情や意識もその子ひとりに向けられるので、関係の密度も濃くなります。
それは良さでもあるのですが、知らず知らずのうちに、過度に期待をかけていたり、教育に力が入ってしまいそうになることがあり、
ふと、この子にとってちょっと重たいかなと思うことがありました。
また、私の親にとっても唯一の孫だったため、おじいちゃんおばあちゃんからの愛情もひとりに集中し、一挙手一投足すべてが注目され、小さいうちは良くても、思春期や大きくなってから、それがかえって重荷になるのではないかという心配もありました。
こういったひとりっ子ならではの関係密度の濃さがたまにしんどく感じることがありました。
私たち親が死んだときの負担
また、将来はどうなるかなんてわかりませんが、私たち親ふたりが年老いた時や死ぬ時、この子ひとりに負担がいくことになるのでは、という心配も常に頭の片隅にありました。
ひとりっ子の良さ
もちろんひとりっ子ならではの良さもありました。
じっくり向き合える
関係密度が濃いことは、重く感じることもありましたが、じっくり向き合えるという面はひとりっ子の良さでもありました。
愛情も時間もお金もひとりにじっくりかけてあげられることができたと思いますし、本人もゆったりのびのびと育ってくれたと思います。
ひとりっ子はわがままか
よく、ひとりっ子はわがままに育つと聞くことがありますが、それは感じたことはありません。
小さい頃から保育園に行っていたので、幅広い年代の子と接する機会も多かったためか、子どもの中での振る舞いや社会性はその中で学んでましたし、同じひとりっ子のお友達を見ても、わがままと感じる子はいませんでした。
意外と少ないひとりっ子
これだけ少子化が叫ばれている現代、ひとりっ子もさぞ多いんだろうと思っていましたが、実際、保育園や小学校に行くと、ひとりっ子は少数派でした。
ちょっと気になったので調べてみました。
※2015年「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」国立社会保障・人口問題研究所 調査結果より筆者作成
この調査結果によると、夫婦が持つ最終的な子どもの数は平均1.94人。
ひとりっ子が全体に占める割合は18.6%だそうです。
約7割以上が2人以上子どもがいるんですね。どおりで思ったより少ないはずです。
これでも一昔前よりは当然ひとりっ子も増えているようですが。
ひとりっ子って意外と少ないんですね。
私自身は兄弟がいるので、ひとりっ子ってどんな感じなんだろう?とイメージできなかったのですが、実際9年間ひとりっ子の子育てをしてみると、親としてはしんどさはありましたが、子どもはのびのびと育ってくれていたので、ひとりっ子もいいなと思っていました。
今は下の子が産まれ2人になりましたが、長女とふたりで過ごした密度の濃い時間も今では愛おしい思い出です。
ブログランキングに登録しています。
あわせて読みたい
最新情報をお届けします
Twitter でまこままをフォローしよう!
Follow @makomama02