1889年の今日は、喜劇俳優であったチャールズ・チャップリンがイギリスで生まれた日だよ。
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そんな訳で、今日はチャールズ・チャップリンの生まれた日のようである。
チャップリンは、無声映画時代から活躍した世界的な喜劇俳優であるが、のみならず20世紀を代表する文化人、芸術家でもある事は言うまでもない。
時に社会を厳しく風刺しつつ、映画を通してヒューマニズムを称揚し、人間本来の在り方生き方というものを追求してきたのである。
とくに映画「独裁者」では、みずからヒトラーに扮して非人間的なファシズムや人種差別を痛烈に批判した。
むろん映画の公開によって命を狙われる恐れもあった訳だが、チャップリンはそれを恐れず人間主義の闘士として敢然と戦い抜いたのである。
この写真は、チャップリンがヘレン・ケラーと出会った時の写真である。
何というか、この写真を初めてみた時に強く心を打たれた事を思い出した。
視覚と聴覚の重複障害者であるヘレン・ケラーは、みずから三重苦を乗り越えて障害者福祉の発展のために生涯を尽くした人物である。
写真の中でチャップリンは、ヘレン女史に自分の顔を触らせながら対話している様子が映し出されているが、そこに彼の優しさが感じられるのだ。
多くの戦乱が起きた20世紀にあって最も大切なのは普遍の人間愛だったのではないか。
この写真を通して人間愛の大切さを改めて教えられたような気がした。