電話口のチャンミンが、わかりやすいくらい酔ってて…今日はすぐに寝かせてあげようと思ってたのに…
かわいいチャンミンを目の前にすると、我慢できなくて、くちびるを重ねてた。
「…んっ…ユノさ…」
ちょっとだけ…チャンミンを味わったら、くちびるを離すつもりだったのに…その甘い吐息に煽られて、どんどん激しくしてしまう。
俺のくちづけにこたえるのに必死で…もう、自力で立つこともままならないチャンミンが、愛しい。
…チャンミンから力が抜けて身体を支える。もう寝かさなきゃ…もう少ししてたいけど、くちびるを離した。
「ふふっ…」
幸せそうな声をあげると、チャンミンの腕が俺を包み込む。
「靴、脱ごうか…」
片足ずつあげさせて、靴を脱がして
「…トイレ、自分で行ける?」
行けないと言われたら、どうする?…怯みながらチャンミンに問う。
こくん…
うなずくチャンミンにホッとして、トイレまで連れていく。
「チャンミン?」
トイレに行ってしばらく経つ。
もしかして吐いてる?
…心配になって、薄くドアを開ける。
服を着たままのチャンミンが、トイレに座って寝てた。
トイレ、してないな。
…大人だし、したくなったら起きるか。トイレはあきらめて寝室へ連れて行く。
「…ベッドに着いたよ」
脱力したチャンミンをベッドにおろして髪に触れる。
こんな無防備なチャンミンを見れるのは俺だけ…わかっていても胸が燻る。
チャンミンへの想いが強くなる程…焦燥感も強くなっていく。
「おやすみ…」
声をかけて、おでこにくちづける。
リビングの電気、消さないと…点けっぱなしだったっけ…腰をあげる。
「…いかないで」
チャンミンの髪から手を離す時、その指が俺の指に絡む。
起こした?…のぞき込むと目を閉じたまま。
「電気消してくるだけだから…」
安心するように、ぎゅっと手を握るけど、離してくれない。
チャンミンが掴んだ手をベッドの中に引き寄せる…すごくかわいくて…電気はいいか…そのままベッドの中で抱きしめる。
胸の中で寝息をたてるチャンミンを見ながら、まぶたにそっとくちづけると燻ってた何かが、昇華していく。
この気持ちと上手くやっていかないと…女性ばかりの職場で働くチャンミン…今日みたいに悲しませたくない。
身体を重ねたら、執着してくる女が鬱陶しかったのに…人を好きになるってそういうことなんだと、改めて思った。
つづく
あなたといること…第二章。
たくさんの応援コメントありがとうございます^ ^。
新装開店するお店の花みたいだなぁ…みなさんの気持ちがとても嬉しかったです。
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