チャンミン先生の甘い声に、誘われるようにくちびるを重ねる。
そのやわらかい髪に、指を差し入れて、ゆっくり味わうと…そのくちびるから力が抜けていく。
…深くしても、いい?
その表情を確かめると、真っ赤になって俺を受け入れる先生がかわいくて…もう、がまんできそうにない。
触れるか、触れないかのくちづけを繰り返して…チャンミン先生のくちびるが開くのを待つ。
「…はぁ」
甘い、ため息…それを合図に、くちびるが開いた瞬間にねじ込んでいく。
「ん…んんっ」
先生の熱い舌に絡めると…漏れる吐息。
その声にゾクゾクして…隅々まで、舌を這わす。
静かなリビングにふたり…ジリジリと後ずさる先生をソファに閉じ込めて…熱く、絡める。
くちびるを離して、先生を見つめると、薄く目を開いて…うっとりと見つめ返す。
「…かわいい」
耳もとで囁いて舌を這わすと…
「ユノさん…」
身をよじって、俺を止める先生が、かわいくて…たまらない…
これ以上は…だめ?
その弱い耳を甘噛みすると、電気が走ったようにビクついて、声をあげる先生をしばらく、じっくりと味わう。
…目を潤ませて、俺を見つめる先生が…愛しい。
「ふふっ…」
わかった…これ以上は、しないよ…頬にくちづけて、その身体を抱きしめる。
「もう遅いから…寝ましょう」
…緊張した表情を浮かべる先生に微笑んで、その身体を引き上げると、ベッドへ向かう。
「今日は…何の話をしますか?」
寝室を暗くして、チャンミン先生と手をつなぐ。
「ユノさんの…子供の頃が知りたいです…」
「僕の?」
…予想外で驚く。
「保育園の頃から…やんちゃだったのかなって…」
恥ずかしそうに、つないだ手をモジモジさせる。
「やんちゃって…僕、そうですか?」
そんなこと言ったら…もっとやんちゃしちゃうよ…
「僕よりは、遥かに…」
暗闇に慣れて、俺を見つめる先生が見える…はにかんで笑うと天井を見つめる。
「先生…」
こっちを、見て…天井にさえヤキモチ妬いて、先生を抱きしめると…ゆったり静かな時間が流れる。
窓に雨があたる音…
外は雨…明日もそうだろうか。
でも、心の中はなんの曇りもなく晴れていて、なんの心配もない…虚しさもない。すごく平穏で…腕の中の恋人にくちづけたら、急にまぶたが重くなる。
「続きは、また今度…おやすみなさい」
つぶやいて…愛しい人を抱いて眠る。
つづく
いつもお付き合い&ポチポチありがとうございます^ ^。
↑ランキングに参加しています。
私の楽しみにお付き合いくださると嬉しいです。