あなたといること re118 | ある日突然、東方神起sec

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ある日突然、東方神起からのお引越しです。

車から降りる時、飴をポケットに忍ばせる…チャンミン先生、食べるかな~と思って。

遠慮がちに俺のうしろをついて歩く先生…一緒にならんで手をつなぎたいけど、先生はそういうの気にするからな…わかっていても、やっぱり寂しい。

俺が岩場に立つと、先生も隣にくる。

「きれい…」
そう言う先生の横顔を見つめる…キラキラしてて…胸が…

あ、そうだ…
「…先生、はい」
ポケットに入れておいた飴を袋から出して差し出す。

「あ…」
嬉しそうに目を見開いて俺を見る。

そのまま、チャンミン先生が手を出してもらおうとするから、あわてて手を引っ込める。
…その、かわいいくちの中に入れたいんだ、先生が車の中でしてくれたように。

あ~んってして♡…くちを開けて、チャンミン先生におねだり。

そんな俺を見て、恥ずかしそうに笑うと…かわいいくちを開ける。

頬をほんのり赤くした先生がくちを開けて、俺の飴を待ってる…

「………。」
その破壊力に…絶句する。
飴を放り込むのが、もったいなくなって、キスしたい…周りを確認する。

不思議に思った先生も、つられて周りをキョロキョロ。

「誰もいないね…」
きょとんとしたチャンミン先生を見ながら、飴をくちにくわえる。

すぐに耳まで赤くなる先生。
その瞳をじっと見つめる。

1度うつむいて考え込むと、八の字眉毛で俺を見る。
…気づいた?
うなずいて…先生を待つ。

俺がうなずくと、目を潤ませて、くちを開ける。
緊張しながら、俺を待つ先生を見ていたら…

あまりのかわいさに…チャンミン先生を襲いたくなる感情の波をやり過ごして…深呼吸する。

チャンミン先生から…取ってくれないかな…ふと思いつく。
先生はそんなことしないけど、どんな反応をするか、知りたくて…

「…ん」
俺から行くのはやめて…チャンミン先生を呼ぶ。

また、きょとんとする先生に
「…ん~ん」
飴を取って♡…伝える。

「…僕が、飴を?」
今にも泣き出しそうな先生に…

「ん♡」
俺のS心が満たされていく。

チャンミン先生がハの字眉毛をさらに下げて、キョロキョロ見渡す。

その様子に、ダメだ…かわいすぎる!
バレないように悶絶する。

…あと少しだけいたずらしたら、くちに入れてあげよう。
「ん~ん~♡」
先生を急かして、どんな顔をするか見つめる。

先生がしつこく周りを見るけど…残念ながら、誰もいない。

…もう、十分満足して、そろそろ いたずらをやめるか…俺が考えてると、先生に両肩をガシッと掴まれる。

え、なに?…先生、男らしい。
びっくりしてるうちに、先生が近づいてくる。

え、え…!
飴を取ってくれるの?
半信半疑で飴を突き出す。

目を伏せてくちを開ける先生…艶っぽくて…そのくちびるに目を奪われる。

俺をチラッと見て…顔をかたむける。
…その色気に、完全に…ヤられた。



先生のくちびるが俺のくちびるに触れる。飴を取るために何度かくちびるを動かして…その度に、長い睫毛が揺れる。


これって……
チャンミン先生がすぐに離れるけど、ドキドキして先生が見れない。

…俺、こんなに緊張したの初めてかも…
先生が触れたくちびるを指先で確認する。あんな形だったとしても、まさか先生が…してくれるなんて…そんなことを考えてると、顔が緩んでいく。

…とりあえず、降りよう。
岩場を降りると、先生が近寄って指を絡ませる。

そんなこと、今までなかったから、すごく嬉しくて…指を交互に絡ませて、しっかりと握る。

先生を見ると、優しく俺をみつめてて…

こうしてチャンミン先生と歩きたかったんだ…一緒に並んで、手をつないで…その瞳を見つめ返す。

こうしてるだけで優しい気持ちになる。
車まで、あと少し…その幸せをかみしめる。



つづく

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