秘密の同居人 re41 | ある日突然、東方神起sec

ある日突然、東方神起sec

ある日突然、東方神起からのお引越しです。

家に着くと、すぐに電話。

…RuRuRuRuRu

…出ない、電話しろって言ってたのに…ため息をついて電話を切る。

PiPiPiPiPi…

何…電話?
「…はい」

『チャンミン?』

「…うん、さっき電話したのに」

『電話代が上がったら、また怒られるだろ?』
電話の向こうで微笑むユノが見える。

「…あ、ありがとう」
ユノの気づかいが嬉しい。

『無事着いたね…』

「うん、今から片付け」

『明日は…どうする?』

「明日は学校が終わったらそっちに寄るよ…たぶん、昼間に母さんがこっちに来てるだろうから、すぐに帰らなきゃ…だからユノの食事だけ…」

『無理しないでいいよ…食事は2~3日あいても僕、平気だから…』

「…ううん、僕が会いたいから」
言ったあとに恥ずかしくなって受話器を握りしめる。

『会いたいな…』
ユノがつぶやく

「僕も…」抱きしめて欲しい。

『…明日、待ってる』

「うん…待ってて…」
言いながら、涙があふれて…しばらくふたりとも何も話さない。

「…母さんが来る前に、準備しなきゃいけないから…」
本当はずっと話していたいけど…そうも言ってられない。

『うん、わかった…おやすみ』

「おやすみなさい」
受話器にそっとくちづけて耳に押し当てる…

『チャンミンのことを想いながら、今日から寝るよ…チャンミンも僕のことを想ってくれる?』
その言葉に顔が火照っていく。

「…僕もそうする、じゃあね」
電話だと恥ずかしくても言えるもんだな…電話だからこそ伝えたいのかも。

『じゃあ…明日』
ユノが電話を切る…それを合図に部屋を見渡す。

よし…やらなきゃ。
明日、母さんが来るから…増えてしまったタオルやコップなどを片っ端からまとめる。
明日、学校に持って行って帰りにユノの家に置いてこなきゃ。

それから掃除、念のために隅々まで掃除する。

これで完璧!
ひとりで住んでた頃と同じにした。

もう真夜中…急いで寝る準備。
ユノは今頃なにしてるかな…。
久しぶりにひとりお布団にくるまる。

つづく

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