若い方はコツコツつみたてNISAを
こんにちは
松江の行政書士&ファイナンシャルプランナーの小室寿明です
①一般NISAと②つみたてNISAの違いを考えています。
今回は、②つみたてNISAです。
②つみたてNISAは、今年1月から始まった新たな制度で、年間40万円まで積立購入する投資について、20年間合計800万円まで非課税で運用できる仕組み。
制度を導入した金融庁は、「貯蓄から資産形成へ!」を合言葉に現役世代の資産形成を後押しする仕組みとして、このつみたてNISAを設計したと言われています
なので、②つみたてNISAの取り扱い商品は、6,000本超あるといわれる投資信託商品の中から金融庁が厳選した151本(2018年6月現在)。
元本を減らしやすい毎月分配型を排し、運用手数料が安く、長期・積立・国際分散の資産形成に適した商品がラインナップされており、資産形成をめざす現役世代に活用いただきたい商品です
具体的には、あなたの銀行口座から、毎月上限33,333円を証券会社が引き落とし、指定の投資信託を購入します。
一旦申し込めば、年間40万円の非課税枠での運用が20年間自動的に行われていきます。
②つみたてNISAの最も大きな特長は、20年間という長期間にわたり積立で投資運用を図ること。
これにより、運用利回りのマイナスリスクを低減し、国内外の経済成長を反映した安定してた運用利回りの確保が可能となります
▲私のつみたてNISAの実績。これまでの積立投資に加えて、今年1月からつみたてNISAも購入。この6カ月間の実績は、トランプ関税による市場混乱もあり、残念ながら156,000円の元本が▲519円のマイナス なお、NISAではないこれまでの積立元本790,000円は、プラス133,485円で16.90%のアップ。短期の値動きに一喜一憂せず、コツコツ時間をかけて、がこの制度のキモです。
具体的には、月々33,333円を積立て平均3%利回りで運用できたと仮定すると、1年目の実績は41.2万円、2年目は82.4万円、3年目は124.9万円…となり、10年目460.12万円、20年目1,076.92万円となります。
800万円の投資元本が、毎年3%の複利効果でプラス207.92万円(34.62%増)となる計算です
早くドンと増やしたいなら、リスクを取った①一般NISAでの株式取引を。
安定の資産形成を考えるのであれば、②つみたてNISAが適切でしょう。
なお、同じ投資信託を利用した確定拠出年金は、60歳まで引き出し不可ですが、つみたてNISAは引き出し自由。
教育資金や住宅資金などの支出に対応できるのもありがたいところです
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