先日、「死にかけた～」と騒いでいた記事でご存知かと思いますが、卵巣がんですと卵巣の腫瘍が大きくなるだけでなく腹水を伴うので（私は今から３週間ほど前はそうでもなかったようですが、今は結構たまってきてる気がします）、他の臓器が圧迫されてしまうんですよね。

なので、起こる症状としては

 

１、食欲不振（胃が圧迫されるため）

２、頻尿、排尿困難（膀胱が圧迫されるため）

３、そして、「便秘」です。

 

便秘は一見、「圧迫されるが故の閉塞や通過障害かな～」と思えそうな感じですが、おそらく私が思うに、それ以前に「チョコレート嚢腫」ががん化しやすい、ということを考えると、すでに子宮内膜症による臓器癒着が進んでいることにより、腸蠕動運動が抑えられやすくなっている気がするんですよね。

 

ちなみに、この病気が発覚する前の篠崎は、便秘というより「下痢」に悩まされていました(^-^;）
一度、ものすごい下痢をした後、３～４日全く音さたなし、それからまた下痢をする、の繰り返し。

なので、最初は「大腸がんかなぁ？」とも思ったんですよね。

まぁ、転移の可能性も否定は出来ない（骨盤内臓器に、卵巣がんは転移しやすい）ので、これは保留にしておくとして…

そんなこんなで。

今日の篠崎の食事の状況。

カップスープ１杯！

以上。（ガチです。）
…いや、これはさすがにマズいだろうと個人的に思うので、後で卵豆腐なりごま豆腐なりも追加するつもりですが…全然食べられないんですよね。

これ、大変だなとか可哀そうだなとか思われてしまうのは怖いのですが（ご心配はありがたく、お気持ちだけ受け取っておきます）、

卵巣がんって、こういう症状なんですよ！

 

…ということを、私は伝えたくて日々ブログを書いております。
大変だということを伝えたいとか、そういうのではなく、自分も看護師という医療関係者の端くれ（の端くれ）である以上、お伝えできれば…と思っています。
また、医師の立場であまり患者さんとゆっくり話すことが出来ない方も、「こういう症状が出てくる」ということをこのブログを通じて知ってもらえたら幸いです。

ちなみに、今飲んでいるお薬を披露しますと…

 

ロキソニン60mg　　１Ｔ×朝・昼・夕

ファモチジン（ガスターの後発薬）　　１Ｔ×朝・夕

マグミット250mg　　１～２Ｔ（自己調節可）　朝・昼・夕

トラマール25mg　　８時間起き１Ｔ（6時・14時・22時）

ノバミン５mg　　　　トラマールと一緒に。

 

こんな感じです。

簡単に、薬の内容について説明しますと…
ロキソニン、これはあの「解熱剤」としても知られるお薬ですよね。
篠崎は12日まで入院していましたが、抗生剤を点滴しても結局、CRP（炎症作用）が下がりませんでした。

そのため、抗生剤が効かない＝「いつでもまた熱が出てしまう」という状況なわけです。

それを抑えるため、ロキソニンが出ています。

ファモチジンは、そのロキソニンが胃を荒らすのを抑えるため、ですよね。
マグミットは、上記「便秘」の症状の対策です。

実は下剤にも二通りあって、
１、腸の蠕動運動を活発化させる下剤
２、固形物を柔らかくさせて、便を出しやすくする

この２つがあるのです。
マグミットは「２」ですね。
ちなみに、その分「水分を飲まないと、意味ない」です。
なので、マグミットは水分をよくしっかり飲めば効果的に使えます。

 

ちなみに、この「トラマール」という薬は痛みをかなり抑える作用がありつつも、副作用があるといわれている薬でして、１、眠気　　２、吐き気　があるといわれていました。

…なのですが篠崎、妙に「薬に強い」性分でして…

最初の数日こそは確かに「吐き気」あったのですが、自宅にいた程ひどい嘔気でもなく、

眠気も…「まぁ、若干寝ようとするとよく眠れるかな」ぐらいで、全然問題ありませんでした。

 

なので、同じ病気で痛みが強く、トラマールの服用を悩まれている方いらっしゃるかもしれませんが、慣れるとそんなにひどい症状はない…というか、むしろ「まったく副作用に悩んでない」」ということだけ、お伝えしておきますね。

さてさて。篠崎は明日、髪を「ばっさり！！！」切ってくる予定です。
そして20日が外来。
24日から入院、26日が手術。
それまでにやり残しがないよう、あれこれ準備を進めていきますｖ
 

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