「ファンは、私が一位になる人間だから、応援しているのではない。
私がそこで演技をしているだけで、一位をとらなくても応援してくれる、ということがわかった。」
とメドベさんは、ユーロで言ってました。
メドベさん、この言葉、全スケーターに知ってほしいよ。
ファンは、メダルの色も、メダルを獲る獲らないも、関係ないんだよ。本当は。
今できる全てを、リンクで出し切れることを、願っているんです。
笑顔が見られることを、
全力を尽くしてやりきったなー、と思ってくれることを、願っています。
そして、そのことがわかったメドベさん、良かった。
シニアに上がった年から3シーズンもずっと、一位を総なめにしてきたメドベさん。
ソチ前のパトリックのように、平昌はメドベで決まり、と思われていた。
大事に思っていただろうオリンピックで、同門の後輩に敗れた。
でも、これからも
一位になるならないに関係なく、試合に出られるだろう。
世界女王でなくなっても、また、戦える。
アスリートとして、純粋に、自分の演技で、勝負し続けられる。
ワールドに、ザギトワさんとともに出るらしいと聞きました。
素晴らしいことです。
現役時代は短いかもしれない、何が起こるかわからないのだから、一つでも多くの演技を披露できればいい。
2Aを跳んだ時から、涙が出てきたというインタビュー記事を読みましたが、
メドベさん、怪我もして、ロシアスポーツ界のために演説して、
敗北も知り、
その人生の全てが、演技に活きていると思う。
初めてメドベさんの演技が小芝居でなく見えた。
大人になっていくメドベさんの演技はどうなるのか、楽しみです。