授乳時間に関する疑問 | 札幌清田区 母乳と育児の相談室「ひだまり助産院」 開業助産師 佐藤真紀子

札幌清田区 母乳と育児の相談室「ひだまり助産院」 開業助産師 佐藤真紀子

母乳と育児の相談室「ひだまり助産院」。 開業助産師・母親助産師 佐藤真紀子が、4人の育児体験をもとに、乳腺炎などの母親を心身両面からケアする乳房ケア・子育て講座・命の授業を展開。地域密着(札幌・清田区)だからこそ、悩んでいる母親に寄り添ってサポート。

 

皆さん、こんにちは。

札幌・清田区「ひだまり助産院」の佐藤真紀子です虹

 

 

 

本日もブログにご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今回は、最近多かった相談内容

 

 

 

授乳時間に関する疑問

 

 

についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

立て続けに

 

 

 

毎回の授乳時間を

 

左右の授乳時間、片側5分ずつで

2クール授乳をしているけど

 

どの位、このサイクルを続けていればいいですか?

 

 

 

・・・と相談を受けました。

 

 

 

これは

ひと昔前に

病院でよくやっていた授乳指導のやり方です。

 

 

 

私の場合も一人目を産んだ時には

同じような指導を受けました。

 

 

 

その時は・・・

 

 

1、片側3分ずつで左右の授乳をして、2回繰り返しましょう。

 

2、少し慣れてきたら5分に延長しましょう。

 

 

時間で区切る理由として

 

●赤ちゃんが疲れるから

●乳首の皮膚が傷つかない様に

 

・・・と言われました。

 

 

この授乳指導は長い事

当たり前に行われていたのです。

 

 

 

しかし

 

 

その後は母乳に関する研究も進みました。

 

 

母乳の前乳後乳では脂肪の濃度が違うことが

分かってきました。

 

 

授乳の前半に出る前乳脂肪が少なくてサラッとしている

 

 

後半に出る後乳脂肪濃度が高くてカロリーが高い

 

 

 

したがって、時間で区切らず

前乳と後乳をしっかり飲ませましょう!

 

 

授乳を時間で区切ると

後乳が飲めないので

赤ちゃんの体重増加に影響する

 

 

・・・・と言われるようになりました。

 

 

 

そこから、病院での授乳指導は変わりました。

 

 

片側しっかり授乳を伝えるようになったのです。

 

 

私も臨床現場では、

時間で区切らずしっかり飲ませるように

お伝えしていました。

 

 

私に授乳時間に関する質問をした母親に

「どこで5分ずつ授乳と聞きましたか?」

と質問しました。

 

 

 

そうすると

「ネットにそう書いていました」

と教えてくれました。

 

 

 

インターネットは便利だけど

情報を載せている人が

きちんと知識を持っているとは限らない。

 

 

 

古い情報しか知らない人や

専門家でもなく自分が聞きかじった事だけ載せている

 

 

・・・こんな事、沢山あるでしょう。

 

 

 

相談を受けた母親に対しては

頑張って今まで授乳してきたことは否定せずに

今の授乳についての正しい情報をお伝えしました。

 

 

 

母親はみんな真面目なので

「これから片側しっかり授乳をします」

言ってくれました。

 

 

 

時間で区切る授乳というのは

赤ちゃん側の要望でもなんでもありません。

 

 

大人の都合です。

 

 

赤ちゃんをコントロールした授乳ですよね。

 

 

時間で区切る授乳は

ミルク会社の決めた

ミルクを飲ませる為に広げた戦略だ

 

 

授乳時間を区切る事で体重は増えず

ミルクを飲まそうとしている

 

 

・・・と言う医療関係者もいました。

 

 

 

真意は分かりませんが

 

 

 

ミルク会社が広げた戦略だとしたら

私たちは今までまんまと

引っかかっていた訳です・・・

 

 

 

 

本来

授乳というのは

 

 

時計とにらめっこして

行うものではないのです。

 

 

 

赤ちゃんが満足して

自分から乳首を離すまで

吸わせてて良いのです。

 

 

 

もしくは

母親が赤ちゃんの飲んでいる様子を見て

「もう満足していそう」

「これ以上は飲まないな」

と感じたらやめて良いのです。

 

 

 

よくよく考えてみると

いつから時間で区切る授乳方法が

言われるようになったのでしょうね?

 

 

 

ここ数十年位だとは思うのですが・・・・

 

 

 

広く一般的に言われてきたことについて

私たちは鵜呑みにせず

「考える」という事をしないといけませんね。

 

 

 

そうでないと

一般常識に合わないという理由で

自分や赤ちゃんを否定することになります。

 

 

 

もう一つ

授乳に関する質問がありました。

 

生後2か月を過ぎている

順調に成長している赤ちゃんの母親からです。

 

 

夜中の授乳を

タイマーをかけて3時間ごとに

きっちり授乳しています。

 

毎回寝ている赤ちゃんを起こして飲ませますが

寝ているので真面目に飲みません。

私も睡眠不足で疲労感が取れません。

 

どうしたらいいですか?

 

 

・・・・本当に頑張って授乳していたのですね。

母乳育児に対する思いが伝わります。

 

 

 

これも先ほどお伝えした

一般常識ですね。

 

 

 

「授乳は3時間ごとにしましょうビックリマーク

・・・という常識。

 

 

でも、この母親は

自分と赤ちゃんの授乳が

一般常識と合わない事は

何となく分かっていました。

 

 

 

だから疑問が湧いてきて

私に相談してきたのです。

 

 

 

確かに

 

生後間もない時には

赤ちゃんが寝過ぎると

授乳間隔が空きすぎて

体重増加に影響します。

 

 

 

なので3時間を目安に授乳するように

お伝えすることはあります。

 

 

 

特に体重が小さい赤ちゃんは

体重を増やしたいので

起こしてでも授乳させてと言います。

 

 

 

でも相談者の赤ちゃんは

生後2か月で順調そのもの

 

 

 

時間で起こす必要はもうありません。

夜中も自律授乳で大丈夫です。

 

お腹が減ったら泣いて教えてくれるでしょう。

 

 

 

赤ちゃんが寝ているのも

重要な役割があります。

 

 

寝ている間に成長ホルモンが出ているのです。

 

 

 

大事な睡眠時間を区切ってまで

飲む気が無い赤ちゃんに

3時間ごとの授乳をする必要はもうありません。

 

 

 

ましてや、母親は

睡眠不足と疲労感で一杯です。

 

 

 

理由を説明して

自律授乳で大丈夫な事をお伝えしたら

 

 

 

ものすごーく安心されました。

 

今日からタイマーかけるの止める!

と言っておりました。

 

 

 

授乳については

分からない事もたくさんあると思います。

 

 

 

そんな時には専門家に

気軽に相談してみましょう。

 

 

 

もっと楽に授乳できる方法をお伝えすることが出来ます。

 

 

 

どうぞ皆さん

楽しい母乳育児をして下さいね。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

それでは、また(^-^)ノ~~

 

 

 

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