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ハクサイ栽培 家庭菜園やプランター菜園おすすめ品種8選



2018/3/23/1




ハクサイは、冬の鍋料理に欠かせない野菜です。
うまみがたっぷり浸み込んで、とろけるような味わいはハクサイならでは。
また、浅漬けやキムチなどで利用されるハクサイは、シャキシャキとした食感がたまりません。

なくてはならない人気の野菜ですが、それゆえ品種も多くつくられていて、家庭菜園ではどの品種を栽培したらよいのか迷います。
できれば、お店に出回っていない品種を育ててみたいですね。

今回は初心者でも安心して栽培できて、作りやすい品種を探してみました。
ハクサイ品種選びの参考になれば幸いです。





ハクサイ栽培の注意点



ハクサイの結球は、種まき後40~45日で開始します。
その時の結球温度は15~16℃ですので、家庭菜園では温度が上昇していく春よりも、温度が高い夏から秋に種まきし、秋から冬にかけて収穫する栽培のほうが作りやすいです

30℃近くの環境下で育苗しなければなりませんから、トンネル支柱をし、寒冷紗や不織布で被覆したり、よしずなどを使って影をつくり地温を下げる工夫をします。
苗の徒長が見られた場合、朝夕は覆いを外して夜露にあてるようにすると元気に育ちます。
また、アブラナ科の植物ですから害虫の大好物です。害虫対策の観点からも被覆資材は有効です。

ハクサイは、移植に耐える力が弱いので直播のほうがおすすめですが、高温や病害虫対策のためポット育苗も可能です。
苗半作といわれるように、元気に成長した苗は定植後の成長も良く、病害虫の影響を受けにくくなります。
できれば根の活力の旺盛な本葉4枚程度で苗を植え、その後の根の発生、伸長を順調に進めるようにします。

ハクサイの栽培方法についてはこちらが参考になります。
🔗タキイ種苗 タキイのハクサイ栽培マニュアル
🔗サカタのタネ園芸通信 失敗しない栽培レッスン



おすすめハクサイ品種7選



それではおすすめのハクサイ品種を紹介していきます。
尚、2018年5月の楽天、amazon、ヤフーショッピングのランキング等を参考に厳選しています。



① 無双 早生種

人気品種で迷ったらコレ
土質を選ばず、環境適応性にすぐれ、作りやすい早生種
病気に強く生育は旺盛。生理障害の発生が少なく、適期栽培では2.5kg程度に太る。
球頭は包被し、玉は胴張りのよい円筒形で食味良好。

【栽培の要点】
春まきの育苗では、最低気温13℃以上、最高気温25℃以下を目安に温度管理する。
深く広い根群の発達を促す土づくりが上作のコツ。
施肥は元肥主体で追肥も早めに施し、初期生育を促進させる。
本種は根こぶ病耐病性をもたないので、汚染圃場では防除が必要。

▷無双を詳しく見てみる





② オレンジクイン  中早生種

外観は一般の白菜と変わらないが、結球内部の色が鮮やかな橙黄色で、栄養価にすぐれ、ヘルシー度は抜群。
草姿は中開性で株張りは中程度。
要素欠乏の懸念は少ない。
適期まきでは播種後75日前後で2.5kg、日をおけば3.0kg以上に太る中早生種
歯切れがよくて青臭みが少ないので、漬物・煮物・炒め物や、生食サラダ用にも利用できる。

▷オレンジクインを詳しく見てみる





③ 黄ごころ85  中生種

石灰欠乏症やゴマ症などの生理障害の発生が少ない上、草勢旺盛で栽培容易な年内~冬どりの中生種
低温肥大性と耐寒性にすぐれるため、中間地の8月下旬~9月上旬まき、暖地の9月上中旬まきまで、播種期の幅が広い。
外葉は強健で極立性のため、追肥・薬剤散布・結束作業が容易。また、玉の形状・そろいが抜群で、秀品率が高い。
球内色は鮮やかな鮮黄色で、葉質はやわらかく、甘み・うまみは上々。歯切れもよく品質良好

【栽培の要点】

早まきでは、軟腐病やウイルス病の発生が心配されるので、中間地での8月25日、暖地の9月5日以前の播種は避ける。
また、遅まきの限界は、中間地の育苗栽培で9月5日、直播栽培で9月10日。暖地では育苗栽培で9月15日、直播栽培で9月20日を目安とする。
定植に際しては、若苗定植で初期生育を順調に進めること。
1~2月の厳寒期収穫をねらった栽培では、12月中下旬ごろに結束が必要。
結束時の注意として、外葉が傷んでいない状態で結束することと、結束前に薬剤散布を行い、あらかじめ害虫を防除しておくことが大切。
根こぶ病耐病性は、従来のタキイの耐病性品種と同等である。したがって、栽培地によっては発病の心配があるので、発生地では通常の防除が必要。
※根こぶ病は、菌の種類によっては発病する場合があります。

▷黄ごころ85を詳しく見てみる





④ 金将二号 中生種

病気に強く生育が旺盛で、栽培容易な年内~冬どりの中生種
低温肥大性にすぐれ、適期栽培では3kg程度に太る。
玉は胴張りのよい円筒形。
生理障害の発生が少なく、良質球が収穫できる。

【栽培の要点】
適期播種に努め、健苗を定植し、初期から順調に生育をさせる。
収穫まで肥効が続くように、元肥1/2、追肥1/2を目安にじっくり生育させる。
生理障害対策には堆肥を施し、土壌を改良して急激な肥効にならないようにする。
本種は根こぶ病耐病性をもたないので、汚染圃場では防除が必要。

▷金将二号を詳しく見てみる





⑤ 王将 中生種

生育が旺盛で作りやすく、収量性にすぐれる年内~冬どりの中生種
玉は尻張り・胴張りのよい円筒形で、食味がよく、品質良好
耐寒・低温結球性にすぐれ、中間地の冬どり栽培に適する。
適期栽培では、3kg程度に太る。

【栽培の要点】
適期播種に努め、健苗を定植し、初期から順調に生育をさせる。
収穫まで肥効が続くように、元肥1/2、追肥1/2を目安にじっくり生育させる。
生理障害対策には堆肥を施し、土壌を改良して急激な肥効にならないようにする。
冬どりは8分結球で越年させる。
本種は根こぶ病耐病性をもたないので、汚染圃場では防除が必要。

▷王将を詳しく見てみる





⑥ 晴黄60 極早生種

根こぶ病、軟腐病、ウイルス病などに強く、特にべと病耐病性にすぐれる。
草勢旺盛で栽培容易。適期栽培では定植後55日前後で収穫できる極早生の早どり種
高温期でも安定した結球性を発揮し、冷涼地の10月どりや中間地の11月どりに適する。
草姿立性で玉のそろいがよく、玉は尻張り・胴張りのよい砲弾形に仕上がり肥大性良好。
球内色は鮮やかな黄色で、葉質やわらかく品質は良好。

【栽培の要点】

本種は高温結球性にすぐれるものの極端な早まきは、病害の発生が懸念される。
一方、遅まきは球頭の寄りが劣ったり小玉になるので、播種適期を守ることが大切。
特に元肥の過剰施肥は、初期の外葉ができ過ぎ、また根の張りが劣りやすい。
このため、生育後半に病害が発生したり、球形が長玉となるので、元肥は従来の品種に比較し少なめにする。
一方、結球初期には追肥を施して肥切れしないようにすることが重要。生育後半の肥切れは収穫期の遅延や球内色の劣化を招く。
チッソの過剰吸収や収穫遅れの場合にはゴマ症の発生が懸念されるので、チッソの過剰施肥に注意するとともに適期収穫を心掛ける。
高温・多雨や高温・干ばつなどの生育不良条件が重なると、細菌病や白さび病発生の懸念があるので、薬剤散布は初期から定期的に株元に散布すること。
根こぶ病耐病性は、従来のタキイ耐病性品種と同様である。
※根こぶ病は、菌の種類によっては発病する場合があります。

▷晴黄60を詳しく見てみる





⑦ お黄にいり 極早生ミニ種

適期の直まき栽培では播種後50日、移植栽培では定植後40日程度で収穫できる極早生種
球重600g~1kgのミニサイズで収穫する。
密植栽培で発生しやすいべと病耐病性に加え、根こぶ病耐病性をもつ
外葉はコンパクトで立性となり、密植栽培でも株の勝ち負けが出にくく玉ぞろいがよい。
球内色は鮮やかな黄芯で、肉質は歯切れがよく、漬物・煮物・炒め物だけでなく、サラダ用にも適する。

【栽培の要点】

セルトレイ育苗の場合は、200穴トレイを使用し、本葉3枚程度の若苗定植が基本。
定植後は乾燥や過湿を避け、活着をスムーズに進める。根巻きした老化苗定植は禁物。
10a当たりの栽植本数は1万本を目安として、条間25cmの3~4条植え、株間20~25cmを標準とする。
短期収穫となるため、普通ハクサイの3割減程度を目安に施肥する。
早生性が特長のため収穫適期幅は短い傾向にある。
出荷量を考慮した計画的な作付けと8分結球からの収穫に努める。
※根こぶ病は菌の種類によっては発病する場合がある。

▷CRお黄にいりを詳しく見てみる





⑧ タイニーシュシュ 極早生ミニ種

球形はやや長い円筒形となり球長20cm程度になります。
播種後45日、200gほどの結球始めから、播種後65日、1.2kgほどのミニハクサイサイズまで、栽植密度、規格に合わせていろいろなサイズで収穫できます。
葉には毛茸がなく、葉肉が厚くて肉質やわらかく、食味がよいです。
浅漬け、鍋物はもちろん、サラダ、サンドイッチ、焼き肉巻きなど生食も可能で、いろいろ使い勝手がよいです。
耐暑、耐雨性に非常にすぐれ、石灰欠乏症などの生理障害に強くつくりやすいです。

【栽培の要点】
結球始めでの収穫は草丈30cmぐらいになり、立毛で結球が始まったのが確認できれば収穫です。
やわらかく結球している段階で収穫します。
ミニハクサイの収穫では結球頂部を手で押し、詰まってきていれば収穫です。
特に高温期の栽培での収穫遅れは、軟腐病など、病害発生の原因となるので注意してください。

▷タイニーシュシュを詳しく見てみる




まとめ



直播栽培したハクサイの細根は深さ1メートル、幅3メートルにもなります。
この広い根群の働きが、1日当たり1~1.5枚の葉数分化という旺盛な成長を支えています。
植え付け前には深くまで土を耕して細根が伸びていきやすい土環境づくりを心がけましょう。
排水力、保水力、保肥力、にすぐれ空気と微生物を多く含んだ土が根の成長を支えてくれます

ミニハクサイ栽培記録はこちらをご覧ください
🔗写真でわかりやすい!ミニハクサイ栽培記録 【種まき・育苗・間引き・収穫】 2018年版 


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。

▷▷やさい畑 2018年 10月号

▷▷野菜だより 2018年 11月号

▷▷現代農業 2018年 11月号



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Last Modified : 2019-01-04

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